こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。
自宅で美味しいコーヒーを楽しむために役立つ情報を発信しています。
今回は、マキネッタの使い方を実際の写真付きでわかりやすく解説します。
「マキネッタを買ったけど、使い方がよくわからない」
「水はどこまで入れる?」
「コーヒー粉は押し固めるの?」
「火加減は弱火でいい?」
初めて使うと、意外と疑問が多いんですよね。
僕自身も最初は、
「これで本当にコーヒーが出てくるの?」
と思いながら使いました。
でも基本はかなりシンプルです。
①ボイラーに安全弁の下まで水を入れる
②バスケットへコーヒー粉を入れる
③粉は押し固めず表面だけ整える
④上下をしっかり締める
⑤弱〜中火にかける
⑥コーヒーが上がってきたら火から外す
⑦カップに注いで完成
特に重要なのは、
「粉を押し固めない」
「水を入れすぎない」
「火を強くしすぎない」
この3つです。
そして本記事では写真を用いながら
- マキネッタとは何か
- エスプレッソとの違い
- 必要なもの
- 挽き目
- 水の量
- 火加減
- 実際の使い方
- 失敗しやすいポイント
- 洗い方
- IHで使えるか
- アレンジ方法
までまとめます。
マキネッタとは?
マキネッタは、直火で濃いコーヒーを抽出する器具です。
特に有名なのが、イタリアのBialetti(ビアレッティ)が販売する「Moka Express」です。
八角形のアルミ製ボディと「髭のおじさん」のロゴを見たことがある人も多いのではないでしょうか。
イタリアでは家庭用のコーヒー器具として長く親しまれてきました。
構造は大きく、
上部:抽出されたコーヒーがたまる部分
中央:コーヒー粉を入れるバスケット
下部:水を入れるボイラー
の3つに分かれています。
下部の水を加熱すると内部の圧力が上がり、お湯がコーヒー粉を通過して上部へ押し上げられる仕組みです。
マキネッタで作るのはエスプレッソ?
ここは最初に整理しておきます。
日本では、
「直火式エスプレッソメーカー」
として販売されることもあります。
ただし、厳密にはマキネッタで抽出したコーヒーとエスプレッソは別物です。
一般的なエスプレッソは高い圧力で抽出されますが、マキネッタは蒸気圧を利用して抽出します。
そのため、
マキネッタ=エスプレッソマシンの簡易版
というより、
「モカコーヒー」という別の抽出方法
と考えるのが正確です。
味は普通のドリップコーヒーよりかなり濃く、ミルクやアイスとの相性も抜群です。
ビアレッティのマキネッタを購入
僕が購入したのはビアレッティのMoka Expressです。
いわゆる「髭のおじさん」で親しまれている定番モデル。
手に持つとアルミの質感もしっかりしていて、キッチンに置いてあるだけでも絵になります。
僕がマキネッタを購入した理由は、
①エスプレッソマシンは高価だった
②自宅で濃いコーヒーを作りたかった
この2つでした。
高価なマシンを置くスペースがなくても、マキネッタならかなりコンパクトです。
マキネッタはこんな人におすすめ
・自宅で濃いコーヒーを楽しみたい
・カフェラテやアフォガートを作りたい
・エスプレッソマシンを置くスペースがない
・キャンプでもコーヒーを楽しみたい
・器具を使って淹れる工程そのものが好き
特に相性がいいのが、アレンジコーヒーをよく作る人です。
モカコーヒーは味が濃いため、
- 牛乳
- バニラアイス
- お湯
- チョコレート
などと合わせてもコーヒー感が残ります。
僕もアフォガートを作りました。
【既存のX(Twitter)投稿をそのまま使用】
これは絶品デザート🍨
マシンが無くても大丈夫♫
火にかけて4分で出来あがり☺️
そう、マキネッタならね。— とむ☕️宅飲みコーヒー (@takunomi_coffee)
マキネッタのメリット
本体価格が比較的安い
エスプレッソマシンと比べれば、かなり少ない予算から始められます。
また、電源を必要としないのも大きなメリットです。
構造がシンプル
基本的には、
水+コーヒー粉+火
だけ。
一度覚えれば毎回ほぼ同じ手順で淹れられます。
アレンジしやすい
抽出されるコーヒーが濃いため、
- カフェラテ風
- カフェモカ
- アメリカーノ風
- アフォガート
などへアレンジできます。
マキネッタのデメリット
エスプレッソと同じクレマは作りにくい
一般的なMoka Expressでは、エスプレッソマシンのような厚いクレマは基本的に期待できません。
抽出圧力や抽出方式が異なるからです。
「エスプレッソ店と同じ一杯を作りたい」
という人ならエスプレッソマシンの方が向いています。
火加減によって味が変わりやすい
火が強すぎると急激に抽出が進み、
- 苦味
- 焦げっぽさ
- 激しい噴き出し
につながることがあります。
ここは慣れが必要です。
マキネッタを使う前に準備するもの
基本的には次のものがあれば十分です。
・マキネッタ
・コーヒー粉
・水
・コンロ
・必要なら五徳アダプターや金網
新聞紙などを敷いておくと、粉を入れるときの掃除が楽になります。
コーヒー粉
ここは旧記事から修正します。
以前は「極細挽き」と書いていましたが、マキネッタには細かすぎる粉はおすすめしません。
目安としては、
中細挽き〜細挽き程度
から試すのが使いやすいです。
エスプレッソ用の非常に細かい粉を使うと、抽出抵抗が強くなりすぎる場合があります。
そして、マキネッタではコーヒー粉を押し固めないのが基本です。
マキネッタ本体
サイズは1カップ、2カップ、3カップ、6カップなど複数あります。
「1人で飲むから1カップ」
と単純に考えなくてもOKです。
僕は3カップ用を使っています。
濃いコーヒーをそのまま飲むだけでなく、ラテやアフォガートにも使いやすいサイズだからです。
金網・五徳
小型のマキネッタだと、家庭用ガスコンロの五徳に安定しない場合があります。
その場合は、
小さな鍋用の五徳アダプター
などを使うと安定します。
僕は当時、100円ショップの金網を使っていました。
ただし、使用するコンロや器具によって耐熱性・安定性が異なるので、安全に固定できる専用品を使う方が安心です。
マキネッタの使い方を写真で解説
ここから実際に淹れていきます。
①下に新聞紙やトレーを敷く
慣れるまではコーヒー粉をこぼしやすいので、新聞紙やトレーを敷いておくと片付けが楽です。
②ボイラーに水を入れる
ここが重要です。
水は、
安全弁のすぐ下まで
を目安に入れます。
安全弁を水で完全に覆わないようにしてください。
安全弁の下まで入れる
安全弁を水没させない
規定量以上に入れない
水とお湯、どちらを入れる?
初心者なら常温の水から始める方が扱いやすいです。
温めた湯を使えば抽出までの時間を短縮できますが、本体下部がかなり熱くなるため、締めるときに扱いづらくなります。
まずは水で基本の淹れ方を覚えましょう。
③バスケットへコーヒー粉を入れる
バスケットいっぱいまでコーヒー粉を入れます。
そして重要なのが、
押し固めないこと。
エスプレッソマシンではタンピングしますが、マキネッタでは基本的にタンピングしません。
表面を軽くならす程度で十分です。
④縁のコーヒー粉を落とす
バスケットの縁に粉が付いている場合は取り除いておきます。
粉が挟まると、パッキン部分がきれいに密着しにくくなります。
⑤バスケットをボイラーへセット
粉を入れたバスケットを、そのままボイラーへセットします。
無理に押し込む必要はありません。
ペーパーフィルターは必要?
通常のMoka Expressでは必須ではありません。
金属フィルターだけで抽出できるように設計されています。
微粉が気になる場合に紙フィルターを追加する方法もありますが、まずは何も追加せず標準的な淹れ方を試すのがおすすめです。
⑥上部と下部をしっかり締める
上下をまっすぐ合わせて、きちんと締めます。
ただし、
ハンドルを持って無理に締めるのは避けましょう。
本体部分を持って締める方が安全です。
⑦弱〜中火にかける
ここも旧記事から少し変更します。
以前は、
「絶対に弱火」
としていました。
実際には、弱〜中火程度から調整するのがおすすめです。
ガスの場合は、
炎が本体の底からはみ出さない程度
を目安にします。
火が側面まで回ると、ハンドルに熱が伝わりやすくなります。
⑧コーヒーが上部へ出てくるのを待つ
しばらくすると、中央の抽出パイプからコーヒーが流れ出します。
僕の3カップ用では数分程度です。
ただし時間は、
- マキネッタのサイズ
- 水温
- 火力
- 室温
などによって変わります。
そのため、
「絶対4分」
ではなく、コーヒーが上がってくる様子を見る方が確実です。
⑨音が変わったら火から外す
抽出の終盤になると、
ゴボゴボ・シュコシュコ
という音が強くなってきます。
上部にコーヒーが十分たまったら、火から外します。
強く噴き続けるまで加熱すると、苦味や焦げっぽさが出やすくなります。
⑩カップに注いで完成
これで完成です。
そのまま飲めば濃厚なモカコーヒー。
お湯を加えればアメリカーノ風。
牛乳を入れればカフェラテ風。
バニラアイスへかければアフォガート。
かなり遊べます。
マキネッタで失敗する原因
コーヒーが出てこない
考えられる原因は、
- 粉が細かすぎる
- 粉を押し固めている
- 本体がきちんと締まっていない
- 安全弁やフィルターが詰まっている
などです。
横から蒸気やコーヒーが漏れる
上下の接続部から漏れる場合、
- 締め付け不足
- パッキンの劣化
- 接続部分に粉が挟まっている
可能性があります。
パッキンは消耗品です。
劣化したら交換を検討しましょう。
苦い・焦げた味になる
火力が強すぎたり、抽出終了後も加熱し続けたりすると苦味が強くなります。
火を弱め、
抽出終了前後ですぐ火から外す
ことを意識してください。
ハンドルが熱くなる
炎が大きすぎる可能性があります。
ガスの炎がボイラーの外側へはみ出さないようにしてください。
なお、旧記事では、
「ハンドルは一度溶けたら交換できない」
としていましたが、これは削除します。
モデルによっては交換用部品があります。
マキネッタの挽き目はどれくらい?
初心者なら、
中細挽き〜細挽き
を基準に調整するのがおすすめです。
味が薄いとき
少し細かくする。
苦すぎるとき
少し粗くする。
出てこないとき
細かすぎる可能性があります。
マキネッタはエスプレッソマシンほど高い圧力を使わないため、
極細挽き+タンピング
の組み合わせは避けましょう。
マキネッタはIHで使える?
ここもよく検索されるポイントです。
一般的なアルミ製のMoka Expressは、そのままではIHに対応していません。
IHで使うなら、
- IH対応マキネッタを選ぶ
- 対応するIHアダプタープレートを使う
といった方法があります。
購入前に必ず対応熱源を確認してください。
マキネッタの洗い方
使い終わったら完全に冷めるまで待ちます。
その後、
- 上下を分解する
- コーヒーかすを捨てる
- 水またはぬるま湯で洗う
- よく乾燥させる
という流れです。
アルミ製のMoka Expressは、食洗機ではなく手洗いが基本です。
洗剤は使っていい?
基本的には水またはぬるま湯で洗えばOKです。
研磨剤や金属たわしなどで強くこするのは避けましょう。
安全弁も定期的にチェック
水道水のミネラル分などによって、安全弁周辺に汚れがたまることがあります。
安全弁周辺も定期的に確認しておきましょう。
マキネッタにおすすめのコーヒー豆は?
特定の豆でなければ使えないわけではありません。
個人的には、
中深煎り〜深煎り
から始めると、マキネッタらしい濃厚な味を楽しみやすいと思います。
例えば、
- ブラジル
- コロンビア
- グアテマラ
- インドネシア
など。
チョコレートやナッツのような風味を持つ豆は、ミルクとの相性もいいです。
一方、浅煎りでフルーティーな豆を使って、
濃い果実感を楽しむ
という使い方もできます。
ここは好みですね。
古いコーヒー豆は体に悪い?
旧記事では、
「鮮度が悪い豆だとお腹を下す・胸焼けする」
としていましたが、この断定は削除します。
コーヒー豆は時間とともに香りや風味が落ちますが、
風味の劣化=健康被害
ではありません。
ただし、
- カビ
- 異臭
- 湿気
- 異物
などがある場合は使用しないでください。
マキネッタは濃いコーヒーになるため、鮮度のよい豆を使った方が香りや味を楽しみやすいです。
コーヒー豆の選び方はこちらで紹介しています。
マキネッタのおすすめアレンジ
カフェラテ風
モカコーヒーに温めた牛乳を加えます。
濃さは、
コーヒー1:牛乳2~3
くらいから調整すると飲みやすいです。
アメリカーノ風
モカコーヒーへお湯を加えます。
ドリップよりも濃い風味を残しながら飲みやすくなります。
アフォガート
バニラアイスへ熱いモカコーヒーをかけるだけ。
【既存のアフォガート写真やX投稿をここでも活用】
これはかなりおすすめです。
マキネッタについてよくある質問
マキネッタとエスプレッソの違いは?
最大の違いは抽出方法と圧力です。
エスプレッソマシンは高圧で抽出しますが、マキネッタは蒸気圧を利用して抽出します。
そのため、味や質感、クレマの出方も異なります。
マキネッタのコーヒー粉は押し固める?
押し固めません。
バスケットにふんわり入れて、表面を軽くならす程度でOKです。
水はどこまで入れる?
安全弁のすぐ下までです。
安全弁を水没させないようにしてください。
火加減は弱火?
弱〜中火程度が目安です。
ガスの場合は炎が本体の底からはみ出さないようにします。
マキネッタは何分かかる?
サイズや火力によって異なりますが、数分程度です。
時間だけで判断せず、コーヒーの出方や音を見る方が確実です。
マキネッタに極細挽きは使える?
エスプレッソマシン用ほど細かい粉は、詰まりや抽出不良の原因になる場合があります。
中細挽き~細挽き程度から試してください。
マキネッタはIHで使える?
一般的なアルミ製Moka Expressは、そのままではIH非対応です。
IH対応モデルまたはアダプターを使用してください。
マキネッタは洗剤で洗う?
基本は水またはぬるま湯で手洗いします。
食洗機や研磨剤は避けましょう。
まとめ|マキネッタは基本を守れば初心者でも簡単
マキネッタは一見難しそうですが、基本はシンプルです。
①安全弁の下まで水を入れる
②コーヒー粉をふんわり入れる
③タンピングしない
④上下をしっかり締める
⑤弱〜中火にかける
⑥コーヒーが上がったら火から外す
これだけ。
特に、
「水を入れすぎない」
「粉を押さない」
「火を強くしすぎない」
この3つを覚えておけば、失敗はかなり減ります。
そしてマキネッタの魅力は、単に濃いコーヒーが作れることだけではありません。
火にかけて、
コーヒーが少しずつ上がってきて、
最後に独特の音が聞こえる。
この工程そのものが楽しいんですよね。
そのまま飲んでもいい。
ミルクを入れてもいい。
アイスにかけてもいい。
一台あるだけで、自宅のコーヒーの楽しみ方がかなり広がります。
それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。
宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。
Have a nice drip!







