コーヒーの豆知識

【こんなに違うの⁉︎】コーヒー抽出液を前後で比較してみた結果

こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。
自宅で美味しい珈琲を飲むための役立つ情報を発信しています。

今回は、ペーパードリップでコーヒーを抽出した場合、前半と後半でどう違いがあるのかを比べてみた結果を解説します。

実験結果

「抽出前半は美味しいコーヒー、抽出後半になるとまずいコーヒーになる」

前半の抽出液・・・コーヒーのうまみ成分がたっぷり含んだ特濃エキス
後半の抽出液・・・渋みやえぐみを多く含んだ出がらしエキス

コーヒーには、おいしい成分とまずい成分が存在し、それぞれ溶け出すタイミングが違います。

この「コーヒー成分が溶け出すタイミング」を知るだけで、だれでも簡単に美味しいコーヒーを作ることができます。

今回の実験で得た結果をもとに、最高に美味しいコーヒーの作り方について深掘りしているので、興味がある方は最後まで読んでいただけたらうれしいです。

ペーパードリップ初心者がコーヒーを抽出しているにもかかわらず、味の安定感をなくしてまずいコーヒーを作ってしまいがちです。

ここでいう「まずいコーヒー」は雑味やえぐみが多いコーヒーであり、抽出時間が長いことによる「過抽出」が元となって起こります。

過抽出(オーバー抽出)とは、コーヒー液を必要以上に多く抽出してしまうこと。
少ないコーヒー粉で必要以上にお湯で抽出してしまうと、コーヒー粉に含まれるうまみ成分だけでなく、まずい成分まで抽出されてしまいます。

過抽出を防ぐためには、うまみ成分だけを抽出してから、差し湯で好きな濃さに調整するのがおすすめです。

つまり、過抽出を防いで雑味がない美味しいコーヒーをつくることができます。




コーヒー抽出液を前後で比較してみた

実験の目的

コーヒーのペーパー抽出を前半と後半で容器ごと分け、味や香りがどう変わるのかを実験します。

抽出時間抽出量
前半の抽出液0〜1分半0〜100ml
後半の抽出液1分半〜3分100ml〜200ml

※コーヒー豆 24g使用

準備したもの

・コーヒー豆12グラム
・ドリッパー
・お湯(85度)
・耐熱ビーカー2つ

実験の方法

Aのビーカーを前半、Bのビーカーを後半の抽出とします。

右の容器=前半の抽出液
左の容器=後半の抽出液

①Aのビーカーに100ml抽出(〜1分半)

②Bのビーカーに残り100ml抽出(1分半〜3分)

③抽出後、それぞれの色、香り、味の変化を確かめる

右の容器:前半に抽出したコーヒー液
左の容器:後半に抽出したコーヒー液

抽出液を前後で比較してわかったこと

抽出の前半と後半を見比べると、予想以上に顕著に結果が出てびっくりしました。

香り
前半の抽出液濃いコーヒー本来の香り濃密な味わい
後半の抽出液薄い焦げた臭い渋い

前半の抽出液

色・・・濃い

香り・・・コーヒー豆本来のいい香り

味わい・・・濃密ではっきりとした味わい

後半の抽出液

色・・・前半よりも薄い

香り・・・焦げたようなイヤな臭い

味わい・・・口に含んだ後に強い渋み

苦味はおいしい成分から溶け出す

例えば、コーヒーの苦味には「水に溶けやすい苦味」と「水に溶けにくい苦味」の2種類あります。

水に溶けやすいキレのある苦味が「うまみ成分」
水に溶けにくい焦げたような苦味が「雑味成分」です。

コーヒー豆本来の甘味が溶け出すのが渋味と同じくらいのタイミングですが、抽出を3投目で終えておくことができれば、渋味を最小限に抑えることができます。

雑味がないコーヒーとは

▼イメージはこんな感じです

前半にうまみ成分だけ抽出して・・・

後半はお湯で足して、好きな濃さに調整します。

その結果、雑味がない美味しいコーヒーができあがります。

コーヒー豆を通販で買うという選択

コーヒー豆の鮮度が落ちている原因は、焙煎してから時間が経っているからです。
コーヒー豆通販サイトなら、注文した後に焙煎してくれるので、いつでも新鮮な状態でコーヒー豆を受け取ることができます。
気になる方は、コチラから>>

最高に美味しいコーヒーの作り方

今回の実験で分かったことを踏まえて、美味しいコーヒーを作る方法を考案してみます。

ここでいう美味しいコーヒーは、雑味のないコーヒーを言います。

美味しいコーヒーの作り方

確実に美味しいコーヒーをつくるには、コーヒー抽出を半分の量で止め、差し湯で濃さを調整するのがおすすめです。

ちなみに「差し湯すると味が薄くなってお湯みたくなりそう」と言われますが、それは大きな誤解です。
なぜなら、コーヒーのエキス9割以上は前半(3投目まで)で抽出されてしまうからです。

差し湯の量をオーバーしない限り、味の濃度は薄く感じることはありません。

美味しいコーヒーを作るコツは2つ

※ここで解説する「美味しいコーヒー」とは、雑味がないコーヒーと定義します。

気をつけるコツは次の2つ!

①コーヒー豆の量は普段の1.5倍
②抽出する量はいつもの半分にとどめる

ちなみに私はコーヒー1杯あたり(200ml)12グラムのコーヒー豆を使っているので、レシピはこんな感じです。

飲みたい量差し湯する前の量豆の使用量
200ml100ml18g
300ml150ml27g
400ml200ml36g
500ml250ml45g

※コーヒー豆の量の好みは個人差なので、普段の量を考慮しながら作っていきましょう。

用意するもの

・ドリッパー
・サーバー容器(耐熱)
・コーヒー豆
・お湯 85度推奨

①ドリッパーにフィルターをセットしたら、湯通し

湯通しをする目的

・ペーパーの臭いを取る
・サーバーを余熱できる
・フィルターとドリッパーの型を合わせる

②コーヒー粉をドリッパーにセット

③蒸らし

※蒸らしで膨らまない場合は、鮮度が落ちている場合があるので要チェック!

コーヒー粉が膨らまない7つの原因【失敗しない蒸らしの解説付】こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)といいます。 自宅で美味しいコーヒーを楽しむための...

④細い1本線で注ぐ

⑤100mlに達したらドリッパーを外す

⑥サーバーにお湯を100ml注ぐ

⑦かき混ぜて味のムラをなくし、カップへ注ぐ

完成!

忙しい朝にコーヒーベースという選択

忙しい朝はドリップコーヒーを作っている暇がない!
でも、インスタントコーヒーを飲むのは抵抗があるし、飲むなら本格的なコーヒーを飲みたい・・・

そんな方にオススメなのが、コーヒーベースです。

結論、前半の抽出液を急冷するだけで、コーヒーベースの完成です。

コーヒーベースとは、コーヒーのうまみ成分を凝縮させた特濃エキスです。

翌朝熱湯を注ぐだけで、淹れたてのような美味しいコーヒーを飲むことができます。

コーヒーベースを作ってみたい!という方は、下のリンクからチェックしてみてください。

宅飲みコーヒーに最適!絶対に失敗しないコーヒーベースの作り方こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。 自宅で美味しい珈琲を飲むために役立つ情報を...

以上、今回はペーパードリップで抽出した場合、前半と後半でどう変わるのか、を解説しました。

初めてご覧になった方は、是非ほかの記事もチェックしてもられえたら嬉しいです。

それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。

宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。

Have a nice drip!