みなさんこんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。
自宅で美味しいコーヒーを楽しむために役立つ情報を発信しています。
ハンドドリップを始めると、一度は気になりますよね。
結論からいうと、
ドリップスケールは必須ではありません。
普通のキッチンスケールでもコーヒーは淹れられます。
ただし、
豆の量・お湯の量・抽出時間を毎回そろえたいなら、ドリップスケールはかなり便利
です。
特に、
「昨日は美味しかったのに、今日は薄い」
「同じ豆なのに味が毎回違う」
という人にはおすすめです。
・ハンドドリップの味を安定させたい
・豆とお湯の比率を管理したい
・抽出時間も記録したい
・レシピを再現したい
・コーヒーを趣味として深く楽しみたい
この記事では、
- ドリップスケールは必要なのか
- キッチンスケールとの違い
- 0.1g単位は必要か
- タイマーは必要か
- 選ぶときのポイント
- 実際の使い方
まで初心者向けに解説します。
ドリップスケールとは?
ドリップスケールとは、
コーヒーの重量を量りながら、抽出時間も確認できるスケール
です。
一般的には、
- コーヒー豆の重量
- 注いだお湯の重量
- 抽出時間
を一台で管理できます。
豆の量
+
お湯の量
+
抽出時間
例えば、
豆18g
お湯300g
抽出時間2分30秒
というレシピを残せます。
翌日も同じ条件で淹れれば、味を比較しやすくなります。
ドリップスケールは本当に必要?
結論として、
なくてもコーヒーは淹れられます。
ただし、
「おいしかったレシピをもう一度再現したい」
なら非常に便利です。
ハンドドリップでは、
- 豆量
- お湯量
- 挽き目
- 湯温
- 抽出時間
- 注ぎ方
など、いろいろな条件が味に影響します。
このうち、
豆量・お湯量・時間
を数字として残してくれるのがドリップスケールです。
キッチンスケールでも代用できる?
代用できます。
すでにキッチンスケールを持っているなら、まずそれで始めても問題ありません。
キッチンスケールでもできること
- 豆を量る
- お湯を量る
- サーバーごと計量する
これだけなら十分です。
ドリップスケールが便利な理由
違いは主に、
タイマーを一体化できること。
スマートフォンで時間を測りながら、キッチンスケールで重量を見る方法でもできます。
ただ、
スケール
+
スマホ
+
ケトル
を同時に操作すると意外と忙しいです。
ドリップスケールなら、
重量と時間を一つの画面で確認できる
ので抽出へ集中しやすくなります。
計量スプーンではダメ?
計量スプーンを使ってはいけないわけではありません。
毎朝、
同じ豆
同じスプーン
同じ淹れ方
なら十分便利です。
ただし、
レシピの再現性を高めるなら重量で量る方が向いています。
スプーンは主に体積を見ているからです。
浅煎りと深煎りでは同じ体積でも重量が違う
僕自身、実際に比べてみたことがあります。
【既存のX投稿をそのまま使用】
知ってる方は多いかもですが、同じカサでも浅煎りと深煎りでは重さが違います。
左:中煎り 15.1g
右:深煎り 14.1g— とむ@宅飲みコーヒー
このときは、見た目のかさが似ていても重量に差がありました。
焙煎が進むと豆は水分などを失いながら膨張するため、一般的に深煎りほどかさ密度が低くなる傾向があります。
そのため、
「スプーン1杯=毎回必ず同じg」
とは限りません。
豆量についてはこちらでも詳しく解説しています。
https://takunomi-coffee.com/bean-amount/
ドリップスケールを使うメリット
豆量を毎回そろえられる
例えば、
昨日12g。
今日は14g。
これだけでも条件が変わります。
毎回きちんと量れば、
豆量を固定して他の条件だけ変更する
という比較ができます。
お湯の量を正確に管理できる
ドリップでは、
サーバーの目盛りよりも、
注いだお湯を重量で管理
する方がわかりやすいです。
例えば、
豆18g
お湯300g
と決めれば、スケール表示を見ながら注げます。
抽出時間を管理できる
抽出時間も、レシピを比較するうえで重要です。
ただし、
「30秒長ければ必ず雑味が出る」
という単純なものではありません。
挽き目や豆、注ぎ方などとの組み合わせで変わります。
スケールで時間を残しておけば、
「前回より落ちるのが遅かった」
などを確認できます。
ドリップスケールを使えば味は安定する?
安定させやすくはなります。
ただし、
スケールを買えば毎回同じ味になるわけではありません。
スケールで管理できるのは主に、
重量と時間。
一方、
- 挽き目
- 湯温
- 注ぐ位置
- 注ぐ速度
- 豆の状態
なども変わります。
そのため、
味を安定させるための強力な補助ツール
と考えるのがいいです。
ドリップスケールの選び方
以前の記事では、
電源・バックライト・スマホ連携
の3項目で選んでいました。
現在なら、もう少し優先順位を変えた方が選びやすいです。
①最小表示
②反応速度
③タイマー
④最大計量
⑤本体サイズ
⑥電源方式
⑦画面の見やすさ
⑧スマホ連携・自動機能
1|最小表示は0.1gがおすすめ
コーヒー用なら、
0.1g単位
で表示できるものが使いやすいです。
例えば、
12.0g
12.5g
13.0g
と細かく調整できます。
1g単位ではダメ?
ダメではありません。
普段のドリップなら1g単位でも淹れられます。
ただ、
豆10〜20g程度を扱うことが多いので、
0.1g単位の方が細かなレシピ調整がしやすい
です。
2|反応速度
意外と重要です。
お湯を注いでいるのに、
表示が、
100g
↓
少し待つ
↓
125g
のように遅れて変わると、狙った湯量で止めにくくなります。
ドリップではリアルタイムで注湯量を見たいので、
表示の追従が速いもの
が使いやすいです。
3|タイマー機能
ドリップスケールを買うなら、個人的には付いていた方がいいです。
抽出スタートから、
30秒
1分
2分
と時間を確認しながら注げます。
自動タイマーもある
製品によっては、
お湯を注ぎ始めると自動でタイマーがスタートする機能もあります。
必須ではありませんが、
ボタンを押す手間を減らしたい人
には便利です。
4|最大計量
マグ1杯だけなら、大きな最大計量は必要ありません。
しかし、
- サーバー
- ドリッパー
- コーヒー
- お湯
をすべて載せるため、本体重量も含める必要があります。
複数杯淹れる人なら、
2kg前後以上に対応していると使いやすい
でしょう。
実際に必要な重量は、自分の器具を基準に選んでください。
5|本体サイズ
ここも重要です。
小さすぎると、
サーバーを置いたときに画面が隠れることがあります。
反対に大きすぎると、
デスクやキッチンで邪魔になります。
普段使う、
サーバーの底面サイズ
を確認して選びましょう。
6|充電式か電池式か
現在も大きく、
充電式
電池式
があります。
充電式
USBなどで充電します。
メリットは、
電池を買い足さなくていいこと。
一方、充電を忘れるとすぐに使えない場合があります。
電池式
電池を交換すればすぐ復帰できます。
予備電池を用意する必要がありますが、
「充電を忘れがち」
という人には扱いやすいです。
充電式
→電池を買いたくない
電池式
→切れたらすぐ交換したい
7|ディスプレイの見やすさ
数字は意外と重要です。
確認したいのは、
- 文字サイズ
- バックライト
- 視認角度
- サーバーで画面が隠れないか
です。
夜や暗めの部屋で淹れるなら、バックライト付きも便利です。
8|スマホ連携は必要?
必須ではありません。
Bluetoothなどでスマートフォンと連携し、
- 注湯量
- 時間
- 流量
- レシピ
などを記録できる製品もあります。
コーヒーをかなり深く楽しみたい人には面白い機能です。
ただ、
初めての1台ならなくても困りません。
まず、
重量+タイマー
がしっかり使えれば十分です。
初心者向けドリップスケールに必要な機能
初めてなら、
高級機能を全部求める必要はありません。
僕なら次を基準にします。
・0.1g単位
・タイマー付き
・表示の反応が速い
・サーバーを載せられるサイズ
・画面が見やすい
この5つを満たせば、かなり使いやすいです。
高級ドリップスケールは何が違う?
価格が上がると、
- 高速応答
- 自動タイマー
- 流量表示
- Bluetooth
- アプリ連携
- レシピ保存
- 高い防水・防滴性
- コンパクト設計
などの機能が追加されることがあります。
ただし、
高い=コーヒーがおいしくなる
ではありません。
初心者なら、
基本性能を優先しましょう。
僕が実際にドリップスケールを使う理由
僕自身もドリップスケールを使っています。
一番便利だと思うのは、
「今日おいしかった条件を数字で残せる」こと。
例えば、
豆18g
お湯300g
2分40秒
でおいしかった。
なら翌日もそこからスタートできます。
感覚だけでは、
「昨日どのくらい注いだっけ?」
となりますが、
数字なら残せます。
(お)まちの法則とも相性がいい
宅飲みコーヒーでは、
豆とお湯の比率を計算する、
「(お)まちの法則」
も紹介しています。
例えば、
お湯300g
豆使用率6%
なら、
300×0.06=
豆18g。
スケールがあれば、
豆18.0g
↓
お湯300g
までそのまま管理できます。
詳しくはこちら。
https://takunomi-coffee.com/omachi/
ドリップスケールの基本的な使い方
①サーバーとドリッパーを載せる
抽出に使う器具をセットします。
②ゼロリセットする
TAREボタンなどを押して、
0.0g
にします。
③コーヒー豆を量る
必要な豆を量ります。
例えば、
18.0g。
④粉をセットして再びゼロへ
挽いた粉をフィルターへ入れ、もう一度表示をゼロにします。
⑤お湯を注ぐと同時にタイマーを開始
最初の注湯からタイマーをスタートします。
あとは、
重量と時間
を確認しながら抽出します。
タイマーはいつスタートする?
基本的には、
最初にお湯を注ぎ始めたタイミング
を基準にするとレシピを比較しやすいです。
旧記事では、
タイマーをあらかじめ10秒進めておく
という僕なりの方法も紹介していました。
ただ、現在なら、
まずはシンプルに、
注ぎ始め=0秒
で統一する方がレシピを共有しやすいと思います。
慣れてから自分の方法に調整すればOKです。
防水・防滴は必要?
コーヒー用なら、あると便利です。
抽出中は、
- お湯
- コーヒー
- 結露
などがスケールへ落ちる可能性があります。
ただし、
防滴と完全防水は違います。
商品ごとの仕様を確認してください。
ドリップスケールを使っても味が安定しない原因
数字を合わせても味が違う場合があります。
そのときは、
- 挽き目
- 湯温
- 豆
- 注ぐ速度
- 注ぐ位置
- 抽出回数
などを確認してみてください。
ドリップスケールは、
条件を固定して原因を探しやすくする道具
でもあります。
「粉が膨らまない=古い豆」ではない
旧記事では、
- 穴ができる
- 粉面が陥没する
- 膨らまない
などを「鮮度が悪い証拠」としていました。
ここは修正します。
コーヒー粉の膨らみ方は、
- 焙煎度
- 焙煎からの経過日数
- 挽き目
- 湯温
- 注ぎ方
- 豆の種類
などでも変わります。
そのため、
膨らまないだけで古い豆とは判断できません。
ドリップスケールについてよくある質問
ドリップスケールは必要?
必須ではありません。
ただし、豆量・お湯量・時間を管理したいなら非常に便利です。
キッチンスケールでもいい?
はい。
豆とお湯を量るだけなら十分使えます。
タイマーも一緒に使いたいならドリップ専用スケールが便利です。
0.1g単位は必要?
必須ではありませんが、コーヒー豆10〜20g程度を細かく調整するなら便利です。
0.01gまで必要?
一般的なハンドドリップでは、そこまで細かくなくても問題ありません。
0.1g単位で十分使いやすいです。
タイマー機能は必要?
おすすめです。
重量と抽出時間を一つの画面で確認できます。
充電式と電池式はどちらがいい?
好みでOKです。
充電式は電池不要、電池式は交換すればすぐ使えるメリットがあります。
スマホ連携は必要?
初心者なら必須ではありません。
重量とタイマーがあれば十分です。
高いドリップスケールほどいい?
必ずしもそうではありません。
自分が必要な機能を満たしていることが大切です。
スケールを使えば毎回同じ味になる?
完全に同じになるとは限りません。
ただし条件を揃えやすくなるため、味の再現性を高める助けになります。
まとめ|初心者ほどドリップスケールはシンプルなもので十分
ドリップスケールは、
絶対必要なコーヒー器具ではありません。
でも、
「ハンドドリップをもう少し安定させたい」
と思ったときには、かなり便利です。
選ぶときは、
・0.1g単位
・タイマー
・反応速度
・最大計量
・本体サイズ
・電源
・画面の見やすさ
から確認しましょう。
初心者なら、
0.1g単位+タイマー付き
をひとつの基準にすれば十分です。
スマホ連携や流量表示は、そのあとでも遅くありません。
そして一番大切なのは、
数字を測ること自体ではなく、おいしかった条件を残して次の一杯に生かすこと。
例えば、
豆18g
お湯300g
2分30秒
でおいしかったなら、そのレシピを次の日にも試す。
そこから、
挽き目を変える。
湯温を変える。
豆量を1g変える。
というように、一つずつ調整していけば、自分好みの一杯に近づきやすくなります。
コーヒー豆の量はこちら。
https://takunomi-coffee.com/bean-amount/
豆とお湯の比率を計算する「(お)まちの法則」はこちら。
https://takunomi-coffee.com/omachi/
コーヒー豆通販の選び方はこちら。
https://takunomi-coffee.com/coffee-beans/
それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。
宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。
Have a nice drip!







