コーヒーを抽出

コーヒー粉が膨らまない7つの原因【失敗しない蒸らしの解説付】

こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)といいます。
自宅で美味しいコーヒーを楽しむための情報を発信しています。

ハンドドリップでコーヒーを入れているけど、蒸らしで膨らまないのはなんでだろう?ハンバーグみたいに膨らませたいんだけど、何かいい方法ないかな…

そんな疑問を解決します。

今回は、ペーパードリップで蒸らしをする時にコーヒー粉が膨らまない原因を7つ解説します。

(コーヒーを膨らませる方法だけ知りたい場合は、目次から飛ぶことができます。)

蒸らしでコーヒー粉が膨らまない主な原因は、コーヒー粉の鮮度が落ちているからです。

まず予備知識としてお伝えしたいのが、蒸らしでふくらむあの泡の正体は、炭酸ガスです。

炭酸ガスは、コーヒー豆を焙煎(加熱)したときの熱反応によって発生しますので、焙煎した直後のコーヒー豆が一番新鮮で膨らみやすい状態です。

逆に言えば、焙煎から時間が経つほど炭酸ガスがコーヒー豆から抜けていき、膨らみづらくなります。

つまり、一度鮮度が古くなったコーヒー豆をどんな淹れ方をしても膨らませることができません。

コーヒー粉を膨らませたいのなら、焙煎1週間以内のコーヒー豆を使うことをオススメします。

個人的におすすめしたいのが、チェーン店ではなく通販サイトで購入することです。

コーヒー豆の通販サイトなら、注文を受けてから焙煎してくれて、ポストに直接投函してくれるので、再配達依頼もしなくて済みますよ
【1杯わずか40円】コスパ最高!コーヒー豆通販サイトを比較レビューこんにちは、「宅飲みコーヒー」管理人のとむ(@takunomi_coffee)です。 自宅でおいしいコーヒーを飲むために役立つ情報を発...




「蒸らしで膨らませなければ意味がない」は大袈裟ですが、まずは理想の蒸らしどういうものかを知っておきましょう。

まずは「理想のコーヒーの蒸らし」を知ろう

 

「理想の蒸らし」とは

新鮮なコーヒー粉全体に湯が染み渡ると、粉面がハンバーグ状に膨らみます。
この状態を「蒸らし」と言います。

このまま20〜30秒蒸らしますが、蒸らしを待つ間にケトル内の湯温が下がってしまうので、保温ケトルがあれば冬の季節でも冷め知らずです。

よく「蒸らしはどのくらいの湯量が良いの?」と聞かれることがありますが、サーバーに落ちているコーヒー液がポタポタ数滴〜薄く底を覆う程度の抽出量で押さえておくのが理想です。

蒸らしで膨らむ泡の正体

蒸らしでできる膨らみの正体は、焙煎した際に発生する炭酸ガス

煎った直後に上手く蒸らしが出来ないのは、炭酸ガスが過剰に発生するからです。
コーヒーを淹れるベストタイミングは、焙煎してから2〜5日後。

焙煎した直後は炭酸ガスを盛んに放出しているので、炭酸ガスが噴火するようにプクプク出てきて上手く抽出ができなくなります。

次に、よくある蒸らし失敗例を2つ紹介します。

蒸らしで膨らまない失敗例

蒸らしの膨らみは鮮度のバロメータといったように、膨らまないときは鮮度が良くないことが考えられます。

鮮度が良くないと、飲んだ後に胸焼け下痢めまいを引き起こす可能性があるので、自分の健康のためにも鮮度には気を使いましょう。

では蒸らしで膨らまない場合、どのような失敗例があるのか見てみましょう。

①湯を注いだら陥没

複数の穴があいて陥没する原因は、単純にコーヒー粉の鮮度が落ちていることが考えられます。

新鮮な場合でも、湯温が低すぎると(74度以下)膨らまない場合があるので、寒い冬の時期は要注意です。

②蒸気がプクプク吹き出る

プクプク空気が出るのは、焙煎した直後で炭酸ガスが大量に放出しすぎているからです。

冒頭で触れましたが、焙煎したてのコーヒー豆ほど炭酸ガスが大量に発生します
この炭酸ガスが多すぎると、蒸気が勢いよくプクッと出てしまい蒸らしが上手くできません。
蒸気やガスが勢いよく粉面にあがってくると、蒸らし表面を割ってしまいコーヒー粉にお湯が均等に浸透しづらくなってしまうからです。

本来ならばドリッパーについている溝(リブ)とフィルターの隙間から空気が抜けるのですが、それ以上に放出されるガスが多いため逃げ場が失われて粉の中を通じてプクッと吹き出してしまう場合がほとんどです。

蒸らしでコーヒー粉が膨らまない7つの原因

そもそもなぜ皆がコーヒー粉を膨らませることにこだわるのか?

蒸らしで膨らむのは鮮度のバロメータとされていて、鮮度が良いコーヒー豆は豆本来の風味やコクを味わえると認識されているからです。
とはいえ、膨らまないからまずい、と決め付けるのは短絡的です。

「とにかくモコモコさせてみたい!」という方に是非読んでいただきたい内容となっています。

①自宅での保存期間が長い

冒頭にあるように、コーヒーが膨らまない一番多い原因は、焙煎したコーヒー豆が古くなり劣化しているからです。

焙煎されたコーヒー豆は1ヶ月は平気で保存できると思う人が多いかもしれませんが、大きな誤解です。

通常がコーヒー豆の賞味期限は焙煎されてから常温保存で二週間とされています。

コーヒー豆の鮮度をキープするには、冷凍保存で密閉容器に入れていれば2ヶ月は大丈夫ですが、1ヶ月以内で飲みきる場合でも冷凍保存がおススメです。

コーヒー豆専門店で購入する場合は、「買った日」ではなく「焙煎した日」をしっかりチェックしておくクセをつけておきましょう。

②焙煎度が浅煎りすぎる

膨らむ泡の正体「炭酸ガス」は、焙煎すればするほど多くなりますが、浅煎りすぎると炭酸ガスが少ないため、新鮮な状態でも膨らまないことが稀にあります。

浅煎りと深煎りの違いについて簡単に知りたい方はコチラへどうぞ▼

コーヒーの味は焙煎で決まる?コーヒー豆の深煎りと浅煎りの違いこんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。 自宅で美味しいコーヒーを飲むための役立つ情...

③お湯の温度が低すぎる

注ぐお湯の温度が低すぎると、蒸らしが十分にできません。

逆に電気ポットから直接熱湯で注ぐ人がいますが、高温すぎると炭酸ガスが一気に出てしまうのでこれもダメです!

おすすめは80〜85度!

抽出する理想の温度は豆の煎り具合によりますが、このあたりの温度であればどの焙煎度にも向いている抽出温度です。

しっかり温度を管理したい場合は、温度計で測ってから蒸らしを行いましょう。

▼抽出温度を管理しながら細口で注ぐことのできるケトル、私も使ってますがこれは買ってよかった器具のひとつです。

使って納得!コーヒー愛好家が重宝する山善電気ケトルの使用感こんにちは、「宅飲みコーヒー」管理人とむ(@takunomi_coffee)です。 自宅で美味しい珈琲を飲むための情報を発信しています...

④市販のコーヒー豆を使用している

コーヒー豆をスーパーやチェーン店で購入していませんか?

もしそうであれば、店頭に並んでいる時点で鮮度が落ちている可能性があります。

チェーン店は、大きな焙煎工場で大量焙煎したものをパッキングして各店舗に配送されるので、どうしても陳列棚にたどり着くまでに時間がかかってしまいます。

焙煎日が分からない限りは鮮度が保証できないので、コーヒー豆は購入する場所を選んだ方が確実です。

⑤粉の状態で購入している

コーヒー粉の鮮度が古くなる一番多い原因、それはコーヒー豆を豆ではなく粉で買ってしまうことです。

コーヒー豆で保管するよりも、コーヒー粉の方が圧倒的に酸化スピードが早いです。
なぜならコーヒー粉の方が豆より数百倍も表面積が多くなってしまうからです。

可能であれば、安いコーヒーミルでもいいので、抽出する直前に挽くのがオススメです。

毎日飲むなら電動をオススメします。手挽きは絶対に疲れるし飽きるので。笑

⑥部屋で常温保存している

コーヒー豆を購入した後、密閉容器に入れない状態で部屋に置きっぱなしだった…ということにはならないようにしましょう。

なぜならコーヒー豆の鮮度の大敵は湿気と酸素だからです。
そのため、ビニール袋に入れておくのではなくキャニスター等で密閉して保管しておくことが大事です。

⑦コーヒー粉の量が少ない

コーヒー粉の量が一人分より2人分のほうが蒸らしで膨らみやすいです。

コーヒー粉から発生する炭酸ガス(モコモコの正体)の量は一定で決まっているので、ハンドドリップで使うコーヒー粉の量が多ければ多いほど膨らみやすくなります。

蒸らしで膨らまないコーヒーはまずい?

膨らまないのはまずいコーヒー!
とは完全には言い切れません。

東京のある喫茶店「カフェド・ランブル」では10年以上保管・熟成させた「オールドコーヒー」を提供しているほどです。
とはいえ、オールドコーヒーは定温倉庫で湿度も綿密に管理されたからこそ実現できるもの。

一般家庭で管理しようとしても、コーヒー豆の香りや味わいの管理に苦戦します。

そのため、蒸らしで膨らむ→鮮度がいい→おいしい、という固定概念が一般化しました。

その結果、「蒸らしで膨らませないといけない」風潮になったのだと思います。

蒸らしでコーヒーが膨らむ2つの条件

蒸らしでコーヒーを膨らませる条件は次の2つです。

今回の内容のように、蒸らしで膨らまない原因の多くは「鮮度」によるもの。

つまり、新鮮なコーヒー豆を手に入れれば確実に膨らませることができます。

コーヒーが膨らむ2つの条件

新鮮なコーヒー豆
冷凍庫で密閉保存

①新鮮なコーヒー豆

新鮮なコーヒー豆とは、焙煎したばかりのコーヒー豆のことです。

確実に新鮮なコーヒー豆を購入したいなら、近所のチェーン店でもスーパーでもなくオンライン注文がオススメ!

なぜオンライン注文がおすすめかというと、確実に新鮮なコーヒー豆がお得に手に入るからです。

カル●ィやス●バで売られているコーヒー豆で買う方が多いですが、こういったチェーン店のコーヒー豆を使っても膨らまない可能性があります。

なぜなら、焙煎してから陳列されるまでの流通プロセスが長いからです。
チェーン店は、大きな焙煎工場で大量焙煎を行い、パッキング、配送、陳列…という流れがスタンダードですので、店頭に並ぶ頃には鮮度がそんなに期待できません。

今回紹介するコーヒー豆通販サイトでは「受注後焙煎」方式を取っているので、いつでも新鮮なコーヒー豆を手に入れることができます。

フランチャイズ(FC)・・・焙煎数週間後に陳列
オンライン通販(EC)・・・焙煎2〜4日後に到着

通販で買えば新鮮なコーヒー豆を手に入るのはわかったけど、コストがどうしても気になるという方には「初回限定お試しコーヒー豆セット」がおすすめです。

お試しセットのメリット

・通常価格よりも割引価格で手に入る
・受注後焙煎で鮮度が保証
・ポスト投函なので再配達要らず

【1杯わずか40円】コスパ最高!コーヒー豆通販サイトを比較レビューこんにちは、「宅飲みコーヒー」管理人のとむ(@takunomi_coffee)です。 自宅でおいしいコーヒーを飲むために役立つ情報を発...

②冷凍庫で密閉保存

コーヒー豆は焙煎直後から劣化が始まります。

コーヒー豆の鮮度をできるだけキープしたいなら、次の3つのキーワードを覚えておくといいですよ。

・豆の状態
・冷凍庫
・密閉保存

コーヒーミルをまだ購入されていない人は、是非買ってください。

コーヒーミルがあるだけで、いつでも最高の気分でコーヒーを入れることができます。

酸化を少しでも抑えるためにはキャニスターが効果的(ジップロックでも可能)

HARIOコーヒー豆キャニスターMCN200を1年使った感想こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。 自宅で美味しいコーヒーを飲むための役立つ情...

▼膨らむ原因・膨らまない原因をもっと知りたい人は

ペーパードリップのパイオニア、田口護さんが手がけたコーヒー抽出のバイブルです。

コーヒー粉が膨らむメカニズムのすべてがこの1冊に詰まっていますので、参考になると思います。

それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。

宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。

Have a nice drip!