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コーヒー粉が膨らまない7つの原因【失敗しない蒸らしの解説付】

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こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。

自宅で美味しいコーヒーを楽しむための情報を発信しています。

動画みたいにコーヒー粉をモコモコ膨らませたいのに、お湯を注いでも全然膨らまない…。淹れ方が悪いの?

ハンドドリップでお湯を注いだ瞬間、

コーヒー粉がふわっと大きく膨らむ。

あの瞬間、気持ちいいですよね。

結論からいうと、コーヒーが膨らむかどうかは淹れ方だけでは決まりません。

かなり大きいのが、

豆の状態です。

モコモコした膨らみを出しやすくしたいなら、僕ならまず、

膨らませたいなら

焙煎からあまり時間が経っていない深煎り豆を、自家焙煎店などで豆の状態で購入する

必要な分だけ飲む直前に挽く

適切な温度のお湯で蒸らす

という条件から試します。

コーヒーが膨らむ主な原因は、焙煎によって豆の内部に生じた**二酸化炭素(CO₂)**です。

時間が経つにつれてCO₂は少しずつ豆の外へ抜けていきます。

さらに豆を粉にすると表面積が一気に増えるため、ガスも抜けやすくなります。

そのため、

どんなコーヒーを、どんな状態で買い、どう保存していたか

がブルームの大きさに関係します。

コーヒーが膨らまない7つの理由

「お湯の注ぎ方を変えれば膨らむ」

と思われがちですが、それだけではありません。

主に考えられる原因は次の7つです。

コーヒーが膨らまない7つの理由

①常温で長く保存している
②保存期間が長い
③コーヒー粉の量が少ない
④浅煎りの豆を使っている
⑤お湯の温度が低い
⑥粉の状態で購入している
⑦スーパーなどで購入した粉を長く保管している

順番に見ていきましょう。

1|常温で長く保存している

コーヒー豆を、

開封した袋のまま常温で長期間保存

していませんか?

コーヒー豆は焙煎後も少しずつ変化しています。

豆の内部に残っているCO₂は時間とともに放出され、同時に空気中の酸素や湿気などの影響も受けます。

そのため、

開封した豆を空気に触れやすい状態で置いておくほど、膨らみは小さくなりやすい

です。

ただし、

「常温保存だからダメ」

という意味ではありません。

短期間で飲み切るのであれば、密閉して常温保存する方法もあります。

大切なのは、

  • 空気
  • 湿気
  • 高温

をなるべく避けることです。

短期間で飲むなら

袋の口をしっかり閉じる

または

密閉容器へ入れる

直射日光や高温多湿を避けて保存

2|保存期間が長い

最もわかりやすい原因のひとつです。

焙煎したコーヒー豆にはCO₂が含まれていますが、

保存している間にも少しずつ外へ抜けていきます。

そのため、

同じ豆でも、

焙煎から数日

数週間

さらに長期間

と時間が経つにつれて、ドリップしたときの膨らみが小さくなることがあります。

これは必ずしも、

「飲めない」「まずい」

という意味ではありません。

ただ、

モコモコと大きく膨らむブルームを楽しみたい

という目的なら、焙煎からあまり時間が経っていない豆の方が有利です。

ちなみに、

焙煎後○日なら絶対膨らむ

という決まった数字はありません。

焙煎度や焙煎方法、豆、保存方法でもCO₂の抜け方は変わります。

3|コーヒー粉の量が少ない

意外と見落としやすいのが、

粉の量。

例えば同じドリッパーで、

5gだけ使う場合と、

20g使う場合。

見た目の膨らみ方はかなり違って見えます。

コーヒー粉が多ければ、そのぶんドリッパー内に存在するコーヒー自体の量も増えます。

結果として、

放出されるガスの総量も多くなり、ドーム状の膨らみが大きく見えやすくなります。

逆に少量抽出では、

豆が十分新しくても、

「思ったほどモコモコしない」

ことがあります。

大切なのは、

泡の大きさだけで豆の鮮度を判断しないこと。

1杯なら、自分のレシピに必要な量をきちんと使いましょう。

コーヒー豆の量についてはこちら。

コーヒー豆は何g使う?1杯分の目安と人数別の量を解説コーヒー豆は1杯何gが適量?150ml・180ml・200mlで使う豆の量や、2杯・3杯・4杯分の目安を早見表で解説。コーヒー豆とお湯の黄金比、濃い・薄いときの調整方法、計量スプーンよりスケールがおすすめな理由も紹介します。...

4|浅煎りの豆を使っている

これはかなり大きいです。

モコモコした膨らみを見たいなら、浅煎りより深煎りの方が出やすい傾向があります。

焙煎が進むと、コーヒー豆ではさまざまな熱反応が起こりCO₂が生成されます。

研究でも、焙煎度が進んだ豆では残存CO₂やガス放出量が大きくなる傾向が確認されています。

さらに深煎りは豆の組織が多孔質になりやすく、お湯を加えた際にガスが外へ出やすくなります。

そのため、

深煎り

比較的新しい豆

挽きたて

の組み合わせは、見た目にも大きなブルームが出やすいです。

モコモコを楽しみたいなら

浅煎り

より

中深煎り〜深煎り

の方が膨らみを確認しやすい傾向があります。

ただし、

浅煎り=鮮度が悪い

ではありません。

新しい浅煎り豆でも、深煎りほど大きく膨らまないことがあります。

ここを知らないと、

「買ったばかりなのに膨らまない!」

と勘違いしてしまいます。

5|お湯の温度が低い

湯温もブルームの見え方に関係します。

コーヒー豆に含まれるCO₂は、お湯が粉へ触れることで放出されます。

また一般的な物理現象として、

CO₂は水温が高くなるほど水へ溶け込みにくくなります。

そのため、かなり低い温度のお湯よりも、通常のホットコーヒー抽出で使う温度帯のお湯の方が、ガスの放出を確認しやすくなります。

ただし、

100℃なら一番膨らむから熱湯を使えばいい

という話ではありません。

湯温はコーヒー成分の抽出にも影響します。

高温になるほど抽出が進みやすくなるため、泡だけを目的に温度を上げるのはおすすめしません。

まずは、

85〜95℃程度

の範囲から、自分の豆に合わせて調整すると扱いやすいです。

浅煎りなら高め。

深煎りならやや低め。

という調整方法もあります。

重要なのは、

「泡を作るための温度」ではなく「美味しく抽出する温度」を優先すること

です。

6|粉の状態で購入している

コーヒーを粉で買っていませんか?

これも、ブルームが小さくなりやすい理由のひとつです。

豆を挽くと、

コーヒーの表面積が一気に増えます。

すると豆の内部に閉じ込められていたCO₂も外へ抜けやすくなります。

研究でも、コーヒーのCO₂は保存中に徐々に抜け、グラインドするとガス放出が急激に進むことが確認されています。

つまり、

豆のまま保存

飲む直前に挽く

の方が、ドリップする時点までCO₂を残しやすいということです。

膨らませたいなら

豆で購入

豆のまま保存

淹れる直前に挽く

すぐドリップ

ミルを持っているなら、この方法が一番わかりやすいです。

7|スーパーなどで購入した粉を長く保管している

ここも少し注意して考えます。

スーパーのコーヒーだから膨らまない

という意味ではありません。

スーパーにも品質の高いコーヒーはあります。

ただし、ブルームだけを考えた場合、

焙煎日や粉砕日が分からない粉商品

より、

焙煎日が確認できる自家焙煎店の豆

の方が条件を把握しやすいです。

さらに粉の商品は、

焙煎

粉砕

包装

物流

店頭

購入

開封

という間にも時間が経過します。

密閉包装によって品質を保つ工夫はされていますが、

開封後は少しずつ香りやガスが抜けていきます。

そのため、

「とにかくモコモコ膨らませてみたい」

という目的なら、

スーパーの商品を否定するより、

自家焙煎店で焙煎日が分かる深煎り豆を、豆のまま少量購入する

方が成功しやすいです。

コーヒーをモコモコ膨らませる方法

7つの原因を逆に考えれば、答えはかなりシンプルです。

モコモコ膨らませる条件

①焙煎日が分かる豆を買う

②中深煎り〜深煎りを選ぶ

③豆の状態で買う

④飲む直前に挽く

⑤必要な粉量をきちんと使う

⑥85〜95℃前後のお湯から試す

⑦最初に少量のお湯で蒸らす

この条件を揃えれば、

ブルームを確認できる可能性はかなり高くなります。

一番おすすめは「自家焙煎店の深煎り豆」

「結局どこでどんな豆を買えばいい?」

という人なら、

僕ならまず、

自家焙煎店の中深煎り〜深煎り

をおすすめします。

理由は、

焙煎したタイミングを確認しやすいから。

さらに、

豆の状態で100〜200g程度

購入すれば、飲み切りやすいです。

通販でも、

  • 焙煎日
  • 焙煎度
  • 発送時期
  • 豆・粉の選択

などが明記されているショップがあります。

コーヒー豆通販の選び方はこちら。

コーヒー豆通販の選び方|コスパ・鮮度・送料で失敗しないポイントコーヒー豆通販はどこで買えばいい?価格、内容量、送料、焙煎日、豆・粉の選択、少量購入など、失敗しない選び方を解説。お試しセットのメリットや、1杯あたりのコストの考え方も紹介します。...

蒸らしで膨らませるコツ

良い豆を用意しても、

いきなり大量のお湯を注ぐ必要はありません。

まず、

粉全体が湿るくらいのお湯

をゆっくり注ぎます。

すると、

粉の中からCO₂が出てきて、

むくむくっと膨らむ

のが確認できます。

僕ならまず、

30秒前後

を基準に蒸らします。

ただし30秒は絶対ではありません。

ガスがかなり多い豆なら、少し長く取る方法もあります。

蒸らしのお湯は何g?

ひとつの目安として、

豆量の2〜3倍程度

から試すと扱いやすいです。

例えば、

豆15gなら、

30〜45g程度のお湯。

豆20gなら、

40〜60g程度。

大切なのは、

粉の一部だけではなく、全体を濡らすこと

です。

大きく膨らめば美味しいの?

ここはとても重要です。

大きく膨らむ=美味しい

ではありません。

ブルームは、

豆にCO₂がどのくらい残っているかを見る一つの手がかり

にはなります。

ただし、

コーヒーの美味しさは、

  • 焙煎
  • 挽き目
  • 湯温
  • 抽出時間
  • レシピ

などで決まります。

泡が大きく膨らんでも抽出が合っていなければ、好みの味にはなりません。

逆に、

ほとんど膨らまなくても美味しいコーヒーはあります。

つまり、

膨らませることを目的にするより、膨らみを豆の状態を見るサインとして楽しむ

くらいがちょうどいいです。

浅煎り好きなら無理に膨らませなくていい

ここも覚えておいてほしいところ。

普段、

浅煎りのフルーティなコーヒーが好き

なら、

モコモコのドームを作るためだけに深煎りへ変える必要はありません。

浅煎りは深煎りと比べ、

泡の見え方が穏やかな場合があります。

それでも、

浅煎りならではの、

  • 華やかな香り
  • 明るい酸味
  • 果実感

を楽しめます。

泡と味は別です。

「膨らまない」だけで豆を捨てない

ドリップして、

「全然膨らまないから古い!」

と捨てるのはもったいないです。

まず飲んでみてください。

香りや味に問題がなく、美味しいなら、

その豆は十分楽しめます。

膨らみはあくまで、

コーヒー豆の状態を判断する一要素

です。

コーヒーが膨らまないときのチェックリスト

まずここをチェック

□ 焙煎日は分かる?

□ 開封してから長期間経っていない?

□ 粉で購入していない?

□ 豆を挽いてすぐ使っている?

□ 浅煎りではない?

□ 粉量が極端に少なくない?

□ お湯がぬるすぎない?

2〜3個当てはまるなら、

次の一杯で条件を変えてみてください。

コーヒーが膨らまないことについてよくある質問

コーヒーが膨らまない一番の原因は?

よくあるのは、

豆に残っているCO₂が少なくなっていること

です。

焙煎からの日数や保存状態、粉砕後の時間などが影響します。

深煎りの方が膨らむ?

一般的には、深煎りほど大きなブルームを確認しやすい傾向があります。

ただし焙煎条件や保存期間によっても変わります。

浅煎りは膨らまない?

膨らみます。

ただ、深煎りほど大きく見えない場合があります。

粉で買うと膨らまない?

必ずではありません。

ただし豆を挽くとCO₂が抜けやすくなるため、挽いてから時間が経った粉は膨らみが小さくなることがあります。

スーパーのコーヒーは膨らまない?

商品によります。

スーパーだからというより、

焙煎・粉砕からの経過時間や、開封後の保存期間

の影響を考えた方が正確です。

何℃のお湯なら膨らむ?

豆によって変わります。

まず85〜95℃程度から試し、味を見ながら調整するのがおすすめです。

粉は多いほど膨らむ?

粉量が増えれば全体のガス量も増えるため、見た目の膨らみは大きくなりやすいです。

ただし必要以上に粉を増やす必要はありません。

焙煎したてが一番膨らむ?

焙煎直後はCO₂が多く残っているため膨らみやすいですが、ガスが多すぎると抽出しにくい場合もあります。

少し休ませてから使う考え方もあります。

まとめ|膨らませたいなら「新しめ・深煎り・豆のまま」

ハンドドリップでコーヒーが膨らまない理由は、

7つの理由

①常温で長く保存している

②保存期間が長い

③粉量が少ない

④浅煎り

⑤お湯の温度が低い

⑥粉で購入している

⑦購入から使用まで時間が経った粉を使っている

などが考えられます。

そして、

「一度でいいからモコモコに膨らむドリップをやってみたい!」

という人なら、

僕がおすすめするのは、

焙煎日が分かる自家焙煎店の中深煎り〜深煎り豆を、豆の状態で購入すること。

そこから、

飲む直前に挽く。

適量を使う。

85〜95℃程度のお湯で蒸らす。

この条件から試してみてください。

かなり変化を確認しやすくなると思います。

ただし最後に覚えておきたいのは、

膨らむことと、美味しいことはイコールではない

ということ。

モコモコのブルームはハンドドリップの楽しさのひとつ。

でも最終的には、

実際に飲んで美味しいか

を一番大切にしてください。

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それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。

宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。

Have a nice drip!