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コーヒー器具を選ぶ

ドリップコーヒーは濾紙で決まる⁉︎【ペーパーフィルターの選び方】

こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。
自宅で美味しいコーヒーを飲むための役立つ情報を発信しています。

今回は、ペーパーフィルターのおすすめの選び方を解説します。

ハンドドリップで淹れているのに、おいしくない。淹れ方が悪いのかな?

その原因、ペーパーフィルターとの相性が悪いからかもしれません。

なぜなら、ペーパーフィルターを変えるだけで味の印象が全く変わってくるからです。

味の印象が変わるのは、フィルター(ドリッパー)の形状繊維のキメの細かさによって決まります。

▼初心者の方向けに、ペーパーフィルターの折り方も解説しています

コーヒーフィルターの折り方がわからない?簡単な方法ありますよこんにちは、「宅飲みコーヒー」管理人のとむ(@takunomi_coffee)です。 Twitterで自宅で美味しいコーヒーを飲むため...
おいしいコーヒーを淹れるには、ペーパーフィルターの違いを理解して、自分の好みの味を抽出しやすいペーパーフィルターを見つけるのがおすすめです。

フィルターは2つのポイントで選ぼう!

①ドリップ技術(初心者orプロ)
②味の好み(すっきりor濃い)

ペーパーフィルターには一長一短あり、良いところもあれば悪いところもあります。

したがって、自分のドリップ技術や味の好みに合わせてフィルターを選んでいくのがオススメです。

ペーパーフィルターって色の違いだけじゃないの?
よ〜く見るとつくりが全然違っているんですよ!

ペーパーフィルターの違いを知りたい方はこちらへどうぞ▼

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ペーパーフィルターの選び方を知るだけで、コーヒー豆の種類を変えても自分の好きな味をコントロールできるようになります。

今回、ペーパーフィルターの構造を検証・比較するために、スマホ専用顕微鏡を使って解説していきます。

 

ドリップ技術でペーパーフィルターを選ぶ

まず玄人向けの濾紙が、キメが粗いタイプ。素人向けの濾紙はキメが細かいタイプですよ♪
ちょっといってることわかんないな
キメが粗い濾紙キメが細かい濾紙
厚さにムラがある為、良くも悪くも成分が一緒に抽出されやすい。雑味やえぐみを吸着できる一方、油分やコクも吸着されやすい。

①初心者はメリタがおすすめ

ハンドドリップが慣れていなくて、失敗したくない初心者は、繊維のからみが多い(キメが細かい)メリタ製フィルターをおすすめします。

雑味が出てしまうのは、オーバー抽出が起きることが原因です。

オーバー抽出とは

コーヒー豆の旨味成分が抽出しきってても抽出をしすぎてしまうことです。
過抽出とも呼ばれます。
オーバー抽出が起きると、雑味やえぐみが多く抽出されます。

密度(キメ)が細かいペーパーフィルターなら、雑味やえぐみを一緒にフィルターで食い止めることができるので、オーバー抽出しても比較的安定した成分を抽出できるようになります。

▼メリタフィルターの繊維のからみ

②上級者はハリオがおすすめ

コーヒー豆本来の油分やコクを味わいたい本格派は、成分をコントロールしやすいハリオ製のフィルターをおすすめします。

コーヒーがあっさりしすぎると感じるのは、フィルターの中に油分やコクが閉じ込められてしまっているからです。

油分やコクが閉じ込められているのは、キメが細かいペーパー繊維が元となって起こります。

加えて、不必要にキメの細かいろ紙を使用すると、ろ過の速度が遅くなり無駄に時間がかるため、雑味まで抽出してしまう可能性もあります。

雑味やえぐみを出さずに抽出できる技術や知識があれば、繊維の密度が粗いほうが劇的に美味しいコーヒーを作ることができます。

▼ハリオフィルターの繊維のからみ

次は、嗜好でペーパーフィルターを選ぶ方法を解説します。

味の好みでペーパーフィルターを選ぶ

※ここでは、抽出できる味にフォーカスして考えます。

コーヒーの味の好みをざっくり分けると、次の2つ。

まずはあなたの好みの味をイメージしながら、抽出しやすいペーパーフィルターを見つけるのがおすすめです。

①すっきりタイプならカリタフィルター

カリタフィルターは、すっきりしたコーヒーが好きな人におすすめです。

コーヒーを濃いと感じてしまうのは、コクや油分が多く落ちているのが原因です。

カリタフィルターを使えば、繊維のからみが通常より多いので、雑味をフィルター内に閉じ込めてクリアなコーヒーを作ることが可能です。

▼カリタフィルターの繊維のからみ

②コク深いタイプならコーノフィルター

コクのあるコーヒーが好きな人にはコーノフィルターがおすすめです。

コーヒーに物足りなさを感じてしまうのは、コーヒー本来の油分やコクが抽出できていないことが原因です。

繊維のキメが粗いコーノペーパーなら、満足感のあるコーヒーを抽出することができます。

抽出が長引いたりすると雑味も抽出されてしまうので、美味しい成分だけカップに落とすには少し技術が必要です。

▼コーノフィルターの繊維のからみ

コーヒーはペーパーフィルターで決まる?

「ペーパーフィルターでドリップコーヒーの味が決まる」というのは半分ウソです。

確かにペーパーフィルターで味をコントロールすることは可能ですが、実際にコーヒーの味を決めるのはフィルターだけではないからです。

ペーパーフィルターの他にも、湯温や豆の焙煎度、挽き具合によって味わいが全く変わってきます。

例えば、同じコーヒー豆を使っても、円錐形と台形ドリッパーを変えるだけでこんなに違います。
ペーパーフィルターも同様に、ドリッパーのカタチや抽出速度に合わせて形状や密度が変わるので、まずは同じメーカーで合わせて抽出したほうが味がコントロールしやすい

「もっとコーヒーについて詳しく知りたい!」と言う方は、ペーパードリップのパイオニアこと、田口護さんの書籍を読むことをおすすめします。

以上、ペーパーフィルターの選び方について解説しました。

それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。

宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。

Have a nice drip!

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tom
コーヒーソムリエ/自家焙煎コーヒー豆販売「カルムコーヒーロースター」運営/自宅で飲むコーヒーに役立つ情報を発信するサイト『宅飲みコーヒー』管理人/コーヒー豆はコチラから→ https://calmecoffee.stores.jp/ ※当ブログでは、アフィリエイト、Google Adsenseによる広告を掲載しています。