みなさんこんにちは、「宅飲みコーヒー」管理人のとむ(@takunomi_coffee)です。
自宅でコーヒーをおいしく飲むための情報を発信しています。
ドリップバッグがコーヒーに浸かるのが気になる方は、ドリップバッグ用スタンドを用意すれば解決♫
ドリップバッグホルダーとも呼ばれますが、過抽出を防いでくれる便利なアイテムです😊#ドリップバッグ#浸からない方法 pic.twitter.com/jzYDjQbyh6
— とむ☕️宅飲みコーヒー (@takunomi_coffee) December 27, 2020
今回は、ドリップバッグがコーヒーに浸からないようにする方法を解説します。
確実にドリップバッグを浸からないようにしたいなら、ドリップバッグホルダーを使うのがおすすめです。
カップの上に乗せ、ドリップバッグ両耳を掛けるだけでドリップバッグがコーヒーに浸からない便利なアイテム。
別の言い方で「ドリップバッグ用スタンド」とも呼ばれる。
雑味の過抽出を防いで、美味しいコーヒーを入れることができます。
ドリップバッグが浸からないマストアイテムランキング
ドリップバッグホルダー(スタンド)を使うのが一番確実でスマートです。
カップの上にドリップスタンドを乗せて透過式ドリップスタイルに切り替えてしまうというやり方です。
なぜなら、ドリップバッグを慌てて取り外すときにこぼす心配がないからです。
気に入ったブレンドコーヒーのドリップバッグが浸漬式だったときの場合、ドリップバッグ用スタンドがあればいつでも簡単にできるのでおすすめです。
私がおすすめするドリップバッグはこちら▼

おすすめ度 | |
---|---|
本体サイズ | 約幅9.6×奥行6.5×高さ5.7cm |
生産国 | 日本 |
対応サイズ | カップ外径75~90mm |
素材(本体) | ステンレス鋼(クロム18%、ニッケル8%) |
場所を取らないので手軽に使えてアウトドアで使うときにも便利!
ワイヤーは伸縮性に富んでいるので、いろんな大きさのカップに対応できます。

おすすめ度 | |
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本体サイズ | (約)外径10×高さ6.5cm |
生産国 | 日本 |
対応していないサイズ | 外径66~74mmのカップ |
素材 | AS樹脂(耐熱温度80度・耐冷温度-20度) |
ドリップバッグが常にカップの上にキープされることで、カップに溜まるコーヒーをいつでもチェックできるようになり、コーヒー液をこぼすことがなくなります。
毎日ドリップバッグで入れる人なら、1つ持っていて損はありません。
おすすめ度 | |
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本体サイズ | 外径10cm×内径6.7cm×高さ5cm |
原産国 | 日本 |
対応サイズ | 7cm~9.5cmのカップに適合 |
素材 | ステンレス |
これさえあれば、コーヒーの雑味に悩まされることなくドリップができます。
熱が伝わりやすい素材なので、注いでいる間はやけどに注意しましょう。
ドリップバッグが浸かることは悪いこと?

まず最初に、ドリップバッグがコーヒーに浸かることは悪いことなのかをハッキリさせておきましょう。
コーヒーバッグがコーヒーに浸かる方法自体は悪いことではありません。
浸漬(しんし)法は、一般的に認められたコーヒー抽出法であり、その代表例がフレンチプレスです。
ここでハッキリ線引きして伝えたいのは、必要以上に長時間浸かるのはNGということです。
ドリップバッグがコーヒーに浸かったままでも美味しさをキープできるのは、大体1分半までだと思ってください。
抽出時間がこれ以上に長くなると、雑味成分がコーヒーに溶け出してしまうからです。
(過抽出のことですね)
コーヒー用語。コーヒー液を必要以上に多く抽出してしまうこと。
少ないコーヒー粉で必要以上のお湯で抽出してしまうと、コーヒー粉に含まれるうまみ成分のほかにまずい成分まで抽出されてしまいます。
過抽出について詳しく解説した実験があるので、興味がある方は下のリンクからチェックしてみてください。

「フレンチプレスは4分前後浸けて抽出するけど大丈夫?」と思うかもしれませんが、フレンチプレスでは極粗挽き豆を使う為、4分前後に合わせてゆっくりコーヒー成分が溶け出してゆきます。
一方、ドリップバッグに使われるコーヒー粉は中挽きが多いので、コーヒー成分が溶け出すのが早くなります。
挽いた粉の粒度(メッシュ)が大きければ多いほど、抽出に時間がかかります。逆に小さければ小さいほど、抽出時間が短くなります。
浸かるドリップバッグと浸からないドリップバッグ
ドリップバッグは、大きく分けて2つのタイプに分かれるのはご存知でしたか?
①透過式ドリップバッグ
②浸漬式ドリップバッグ
①透過式ドリップバッグ (位置が高い) | ②浸漬式ドリップバッグ (位置が低い) |
どりっぷ(落ちる)タイプ | どっぷり(浸かる)タイプ |
![]() | ![]() |
①の透過式ドリップバッグは、ドリップバッグがコーヒーに浸からないつくりになっています。
一方、②の浸漬式ドリップバッグの場合はどうでしょう?
浸漬式ドリップバッグで淹れるとカップの半分抽出したところで一部が浸かってしまいます。
これだと過抽出が起こり、エグみや悪いおこげのような苦味が溶け出してしまいます。
ドリップバッグをコーヒーに浸けてはいけない理由

冒頭で、「ドリップバッグが浸かる時間が一定時間超えてしまうと味が落ちる場合がある。」と説明しました。
ドリップバッグをしばらく浸けたままだと、せっかく抽出したうま味成分(豆本来の苦味や酸味)だけでなくまずい成分(渋みやえぐみ)まで抽出されてしまうからです。
よくわからない方は、これだけ覚えておけばオッケーです。
①透過式ドリップバッグ
…「先にうまみ成分、後に雑味」
②浸漬式ドリップバッグ
…「長く浸け過ぎると、雑味が出る」
※時間とともにあらゆる味成分が溶け出していく。
それでもわかりにくいという方は、急須で淹れた時のお茶をイメージしてください。
茶葉を急須に放置したあと飲んでみると、薄く見えるのに「渋〜いお茶」が出ますよね。
この渋みこそ、コーヒーでいう雑味だと思ってください。
ドリップバッグスタンド以外で使えるもの
家にあるもので済ませたい方は、次の2パターンを紹介します。
1.背の高いカップで抽出する
2.ドリップバッグ用スタンドを使う
1.ドリッパーをスタンド代わりにする
ドリッパーでも代用可能ですが、ドリップバッグの耳が掛からず、均等に抽出されない可能性があるため、可能であればドリップスタンドを使うことをおすすめします。

抽出液はドリッパーを介してカップに落ちるので、温度がすぐに冷めてしまう
2.水筒に一旦抽出する
単純ですが、背の高いカップで抽出し終えてからマイカップに移し替える方法です。

ただ移し替えるだけでは温度が下がってしまうので、カップにあらかじめお湯で温めておくと最後の一口までおいしく飲むことができます。
抽出したコーヒーを水筒の中に入れると「熱ごもり」ができて味が劣化しやすいので、抽出が終わったらすぐにカップに移し替えましょう。

ドリップバッグが浸からなければいい、わけではない
ドリップバッグで入れる時に注意したいのが、「浸からないようにする」ことだけが全てではありません。
コーヒーの味を決めるのは、他にもたくさん存在するからです。
例えば、抽出量、お湯を注ぐスピード、温度などなど・・・
そんな方に向けて、ドリップバッグでコーヒーを美味しく入れる方法を紹介していますので、よかったらチェックしてみてください。

それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。
宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。
Have a nice drip!