こんにちは、「宅飲みコーヒー」管理人とむ(@takunomi_coffee)です。
自宅で美味しいコーヒーを飲むために役立つ情報を発信しています。
コーヒーを飲むとお腹を壊すのには必ず原因があります。
コーヒーが好きなのにこれでは切ないですよね。
そんな方のために今回は、コーヒーを飲むと下痢になる原因と、下痢にならない対策をタイプ別に紹介します。
単純にお腹を壊す、というだけでもそれぞれタイプが異なります。
タイプ別に合った対策をすれば、胃が弱い方でも下痢の心配をせずにコーヒーを楽しむことができます。
①コーヒーを牛乳で割ることが多い
②いつもブラックコーヒーの一択
③コーヒーのお供は焼き菓子が多い
④アイスコーヒーをよく飲む
コーヒーを飲んだだけで下痢になるなんて最悪…そんな経験、ありますよね。
下痢の最中は痛みに耐えるのが精一杯で、痛みが去ると「コーヒーの飲み過ぎだろう」と原因を簡単に片付けてしまいがち。
でもちょっと待ってください。
その下痢の原因、もしかしたらコーヒーの飲み過ぎではないかも。
このまま放っておくと、慢性的な胃腸炎や病気に発展するかもしれません。
心身リラックスできるコーヒータイムのはずなのに、下痢に怯えながらコーヒーを飲むことになっては本末転倒ですよね。
下痢に悩まされずにコーヒーを楽しみたい人に向けて、コーヒーによる下痢の原因と対処法をタイプ別に解説していきます。
繰り返しますが、「コーヒーの飲み過ぎ」でやり過ごすのではなく、自分の体質をチェックしながら下痢の原因を探っていくのが大切です。
あまりにも下痢の症状が酷い場合は、かかりつけ医に診てもらいましょう。
※下痢症状は一時的な症状と思われがちですが、放置していると慢性的な症状に変わってしまうので早めの対応を!
簡単にコーヒーを飲んだ後に下痢になる原因と対処法をまとめました。
下痢の原因 | 下痢にならない為の対処法 |
---|---|
牛乳 | 植物性ミルク(ライスミルクや豆乳) |
カフェイン | ノンカフェイン・オーガニックコーヒー |
お菓子 | マクロビフーズ、オーガニック食品 |
アイスコーヒー | ホットにして飲む |
クロロゲン酸 | 乳酸菌入りコーヒー |
【タイプ別】コーヒーによる下痢の原因
下痢になる原因を見つけることができれば、下痢に悩まされないコーヒーの飲み方を見つけることができるので、外出先でも気兼ねなくコーヒーを楽しむことができます。
はじめから下痢の原因を決めるのは難しく、一つずつ原因を探るところから始めるのがおすすめです。
①牛乳の消化不良
②カフェイン
③ペアリングのお菓子
④アイスコーヒー
⑤クロロゲン酸
下痢の原因①牛乳の乳糖による消化不良
カフェオレや牛乳を入れたコーヒーを飲むと下痢になりやすい人は、乳糖不耐症を疑ってみると良いかもしれません。
消化酵素のラクターゼの欠乏により乳糖(ラクトース)が消化できない状態のこと。
牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を消化するには、本来はラクターゼ酵素という消化酵素が必要です。
消化酵素のラクターゼの不足により乳糖(ラクトース)がうまく消化されないと、下痢やお腹のけいれん痛が起こります。
ラクターゼ酵素の量は、成長とともに減少する為、大人になってから発現する人もいます。
乳糖不耐症と牛乳アレルギーの違い
牛乳アレルギーは、牛乳に含まれるたんぱく質に対するアレルギー反応で、その症状の多くが皮膚に出ます。
誤って飲みすぎると、アナフィラキシー症候群に成りかねないので、心当たりがある方は早急にかかりつけ医で診療してください。
下痢を我慢して飲むと痛み癖がついて慢性的な胃腸炎になりかねないので、牛乳の代わりに植物性ミルクを代用するのがオススメです。
乳糖(ラクトース)不使用のライスミルクや豆乳、アーモンドミルクが人気です。
どうしても牛乳にこだわりたい人は、消化機能が低下しないようにアイスではなくホットで飲むのがオススメです。
少量の牛乳からはじめ、徐々に増やして試してみるのがおすすめです。
牛乳を暖めて飲むことで、消化酵素の働きが低下するのを防ぎ、牛乳の消化吸収が良くなる可能性が考えられます。また、乳糖を消化する酵素が少ない乳糖不耐症気味の人には、温めて飲んだほうが、乳糖が分解されやすくなり、おなかがゴロゴロしにくくなるとも言われております。
一般社団法人日本乳業協会ホームページ 引用

下痢の原因②カフェイン成分による胃荒れ
コーヒーをブラックで飲む頻度が多い人は要チェックです。
全日本コーヒー協会の公式サイトによれば、コーヒーに含まれるカフェイン成分には胃酸分泌促進作用があると報告されており、カフェインによる胃酸過剰分泌が下痢を引き起こしている可能性があります。
カフェインの効能には次のようなものがあると報告されています。
・覚醒作用
・血管拡張作用
・交感神経刺激(緊張状態)
・胃酸分泌促進作用
・利尿作用
胃酸が過剰に分泌されたことで胃が荒れてしまい、正常に消化できなくなってしまうため、カフェインの量によっては下痢になることがあります。
カフェインによる下痢かどうかを確認するためには、カフェインを含まないノンカフェイン・オーガニックコーヒーを試してみるのがおすすめです。
▼お手軽派におすすめ

下痢の原因③お菓子に含まれる乳糖
コーヒーを飲むときに、スイーツやお菓子をペアリングにしている方は要注意。
もしかしたら、お菓子やスイーツに含まれる乳糖(ラクトース)が下痢の原因かもしれません。
「下痢の原因①乳糖不耐症」で説明がありましたが、牛乳がうまく消化されにくいとされる「乳糖不耐症」の人は、お菓子の原料に乳糖(ラクトース)が使用されている場合でも下痢になってしまう場合があるので、食べる前にお菓子の成分表をチェックする癖をつけることが重要です。
牛乳アレルギーではなく、乳糖不耐症だけならば、乳糖が100%分解されている状態なら問題ありません。
バターは脂肪が原料なので乳糖は少ないですが、ゼロではありません。
お菓子による下痢を対処するためには、乳糖(ラクトース)が原料に使用されていないマクロビフーズ、オーガニック食品を選ぶのがおすすめです。
最近では、玄米・全粒粉を使ったお菓子が人気です。
これらは乳糖を含んでいないので、低カロリーでお腹に優しいお菓子です。
オーガニックフーズは、化学合成農薬、遺伝子組み換え生物・肥料を使用せず育てており、自然に近い食品なので、化学的物質によるアレルギーや消化トラブルをなくすことができます。
下痢の原因④アイスコーヒーによる消化機能低下
夏の時期に経験される方が多いですが、冷えによる下痢も忘れてはなりません。
冷たい飲み物は消化機能低下につながるため、コーヒーを飲むときはなるべくホットにして飲むのがおすすめです。
注意したいのが、夏場にアイスコーヒーを飲むときです。
汗をかいたまま冷たいアイスコーヒーを飲むと、気化熱で一気に胃腸が冷やされて消化機能が低下してしまう為、下痢になる確率が高くなります。
下痢の原因⑤クロロゲン酸による腸内環境の乱れ
下痢の原因①~④で当てはまらない方は、コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸を疑ってみるといいかもしれません。
全日本コーヒー教会の公式サイトによれば、コーヒーに含まれるクロロゲン酸の含有量はカフェインより多く含まれていると報告されています。
クロロゲン酸を過剰摂取すると、抗酸化作用により胃酸の分泌を過剰にして、腸内環境の乱れを引き起こしやすくなります。
腸内環境が乱れると、下痢や便秘を繰り返すようになり、放置したままだと慢性病になってしまう恐れがあります。
そうならないためにも、まずは腸内環境を整えてあげることが重要です。
腸内環境が大事なのはわかっているけど、コーヒーを我慢するのもしんどい
そんな方は、カフェインレスコーヒーがおすすめ。
カフェインを限りなく0にしているので、気兼ねなくコーヒーの味を楽しむことができます。
腸内環境のバランスを整えることで、無理ないペースで体質改善をしていくのがおすすめです。
【タイプ別】コーヒーで下痢にならない対策
カフェオレを飲んだり牛乳を飲んだあとにお腹を下してしまうのをわかっているからこそ、下痢の症状をなんとかしたいですよね。
下痢を気にせずコーヒーを楽しむためには、下痢の原因を突き止めて、その原因にコミットした対処法を考えるのが確実です。
原因 | 対策 |
---|---|
牛乳 | 植物性ミルク(豆乳・アーモンドミルクなど) |
カフェイン | ノンカフェイン・オーガニックコーヒー |
お菓子の原料 | マクロビフーズ、オーガニック食品 |
アイス(冷え) | ホットにして飲む |
クロロゲン酸 | 乳酸菌入りコーヒー |
「下痢なんて我慢すればいいじゃん」と言う人がいますが、大きな誤解です。
何回も下痢を繰り返していると、慢性的な病気に発展しかねないからです。
下痢になりやすい体質に悲観せず、コーヒーを楽しむベストな形を考えるのがいいと思います。
下痢の対策①牛乳の代用品”植物性ミルク”
ブラックコーヒーは平気なのに、カフェオレや牛乳を飲むと下痢になる…
そんなときは、牛乳の代わりに植物性ミルクを使ってみるのがおすすめです。
牛乳を入れた時に下痢になってしまうのは、牛乳に含まれる乳糖(ラクトース)を消化する酵素(ラクターゼ)が足りないことが原因となって起こります。
植物・穀類からつくられる乳白色の飲料です。
豆乳・ライスミルク・アーモンドミルクが代表格です。
植物性ミルク(豆乳・ライスミルク・アーモンドミルクなど)は、乳糖が含まれておらず、牛乳のようなクリーミーさも味わえます。
また、下痢の症状を改善して飲んだ後の不調感を軽減する事が出来ます。

下痢の対策②ノンカフェイン(デカフェ)コーヒー
ホット・アイス問わず、コーヒーを飲んだ後に下痢になることが多い・・・
そんな方には、ノンカフェインコーヒー(デカフェ)をおすすめします。
下痢になってしまうの主な原因は、コーヒーに含まれているカフェインです。
カフェインには胃酸の分泌促進効果があるので、コーヒーを飲みすぎると、胃酸が過剰に分泌して胃荒れを引き起こしてしまいます。
また、カフェインに含まれる利尿作用で体内の水分が抜けてカフェイン濃度が上がってしまうのも、胃荒れを引き起こす要因だと考えられています。
この悩みをを改善するためには、当たり前ですがカフェインを控えることが必要です。
ノンカフェインコーヒー(デカフェコーヒー)は苦味がないから嫌い。という方がいますが大きな誤解です。
カフェインが含まれていなくてもコーヒーらしい苦味を感じることができるので、ノンカフェインでもコーヒーを飲んでいるかのような満足感を得られます。

下痢の対策③マクロビ・オーガニック菓子
マクロビ・オーガニック食品は、乳糖不耐症、牛乳を飲むとお腹を下してしまう人にオススメです。
基本的にコーヒーは平気だけど、たまに原因がわからず下痢になってしまうことがある人は、ペアリングのお菓子をマクロビ・オーガニック食品に代えてみるのがおすすめです。
お菓子を食べてお腹を下してしまうのは、お菓子の原料に含まれる乳糖(ラクトース)を体質により十分に消化できないことが原因です。
この悩みをを改善するためには、なるべく牛乳を原料としたお菓子を避けて使うことが必要です。
マクロビ・オーガニック食品は、乳糖が含まれておらず、牛乳のようなクリーミーさもキープできるので、下痢の症状を改善し、飲んだ後の不調感を軽減する事が出来ます。
下痢の対策④冷やさずにホットで飲む
普段コーヒーを飲む時は平気なのに、アイスコーヒーにした時だけ下痢になってしまう…
そんなときは、ホットにして飲んでみましょう。
誰でもわかるようなシンプルな原因だからこそ、意外と気付きにくい盲点かもしれません。
ただでさえ体力の消耗が激しい夏に、汗をかいた状態で冷たいコーヒーを飲むと、胃腸が冷やされて消化機能が低下してしまう為、その分下痢になる可能性も高くなります。
何回も繰り返していると、下痢状態が慢性化してしまい、最悪の場合「過敏性腸症候群」になりかねないので、アイスコーヒーを飲むときは胃腸を冷やさないように心がけましょう。
下痢の対策⑤乳酸菌入りコーヒー
コーヒーを飲んだ後に便秘と下痢を繰り返してしまう人に限って、腸内環境が不安定なことが多いです。
腸内環境のバランスが悪いのは、クロロゲン酸を過剰に摂取していることが原因かもしれません。
クロロゲン酸を過剰に摂取すると、実は下痢だけでなく便秘も悪化する可能性があるので、コーヒーを控えるのがおすすめです。
最近注目を浴びているのが、代替的なコーヒー。
たとえば、【カフェサプリ 食物せんい】
であれば、コーヒーの美味しさを楽しみながら腸内環境を改善できるので、おすすめです。
コーヒーの対策をしても下痢が続く場合は
今回紹介した5つの対策を試してみたけど下痢が治らない場合にやるべきことは2つ。
①かかりつけ医に相談する
②新鮮なコーヒー豆を購入する
①かかりつけ医に相談する
軽度の下痢と軽く考えて放置していると、慢性的な病気につながる恐れもあります。
楽観視せず、かかりつけ医にかならず相談しにいきましょう。
②新鮮なコーヒー豆を購入する
コーヒー豆の鮮度を確認してみましょう。
もしかしたら、新鮮なコーヒー豆を選ぶだけで、下痢の悩みから開放されるかもしれません。
「もっと早く言ってくれ!」と思うかも知れませんが、コーヒー豆の鮮度が落ちているだけかもしれません。
例えば、焙煎してから4週間以上常温保存されているようなコーヒー豆は、鮮度が落ちていると言えます。
鮮度の落ちたコーヒー豆は、まずくなるだけでなく下痢だけでなく、めまいや吐き気を引き起こす場合があるので、いま一度コーヒー豆の保管方法を見直してみましょう。
新鮮なコーヒー豆が格安で手に入るコーヒー豆専門通販サイトを紹介していますので、よかったら参考にしてみてください。

それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。
宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。
Have a nice drip!