こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。
自宅で美味しい珈琲を飲むための役立つ情報を発信しています。
今回は、自家焙煎はコスパが悪い理由を解説していきます。
※まず誤解がないように説明させてもらうと、自家焙煎は良くないと言っているわけではありません。
むしろ、焙煎技術を上げたかったり、自家焙煎を体験してみたいという目的ならば積極的ににやるべきです。
しかし、「いますぐ美味しいコーヒーを飲みたい」という目的で自家焙煎をお考えの場合は、プロの焙煎に任せた方がコスパが良いと思うのが私の意見です。
実際に自家焙煎をやってみると・・・
何十万もする焙煎機を買うお金もないし、専門的な知識もない。
そんな初心者でも簡単に自家焙煎ができる方法があります。
たとえば、コーヒー焙煎器具「いりたて名人」なら、専門知識がなくても安定した焙煎が可能です。
一度に最大25グラムのコーヒー豆を数分で焙煎が可能なので、コーヒー焙煎体験としてなら最適なコーヒー焙煎器具です。
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自家焙煎で失敗する初心者のたった一つの誤解
コーヒーブーム(第3波)サードウェーブが到来し、自宅でコーヒー豆を焙煎する割合が増えており、いまでは簡単に自家焙煎できる時代となりました。
そんな時代の中で、自家焙煎で失敗してしまう初心者にありがちなたったひとつの誤解。
それは、「生豆を自宅で焙煎すればお店で高いお金を出さなくて済む」という誤解です。
美味しいコーヒーは鮮度が大事と言われる様に、よく「煎りたてのコーヒー豆が美味しい」と認識されていました。
しかし、「焙煎したてが美味しいコーヒー」というのは、コーヒー豆の最適な焙煎具合であることが前提の話です。
コーヒー豆代節約の為に自家焙煎をするのは間違い
毎日コーヒーを豆から挽いていると、コーヒー豆のコストを節約したいと思ったことありませんか?
リーズナブルなお店で購入しても100グラム600〜800円ほど掛かるので、コーヒー豆のコストを抑えるために、生豆を安く仕入れて自家焙煎をしようと考えたことがある方も多いと思います。
しかし、誰でも家で焙煎すればいつでも新鮮でおいしいコーヒーを飲むことができると思われがちですが、それは大きな誤解です。
焙煎のメカニズムを熟知していないと正しい焙煎ができず、生焼けや黒焦げ豆が出来上がってしまい、下痢やめまいを引き起こしてしまうからです。
初心者がいきなり自家焙煎しても、時間と労力が掛かるので、結果的にコスパが悪いです。
初心者が自家焙煎をするとコスパが悪い理由
初心者がコーヒー豆の自家焙煎をするとコスパが悪い理由は以下2つ。
①焙煎は見た目以上に難しい
②最適な焙煎度を知るには専門的知識が必要
①コーヒーの焙煎は見た目以上に難しい
コーヒーの焙煎は、予想しているより単純なものではありません。
コーヒー豆が持つ特徴(酸味が強い、苦味が強いなど)が違うように、その豆が持つおいしさを最大限に引き出すために焙煎度も変えていかなければいけません。
例えば、生豆の産地銘柄が変われば豆の大きさや肉厚さも変わります。
豆の大きさ・・・水分の含有量に影響
豆の肉厚さ・・・火の通りやすさに影響
コーヒー豆焙煎を生業とする焙煎士は、一定の室温と湿度の環境下で生豆の水分量を測ってから焙煎具合の目安(煎り止め)を決めていきます。
※下のコーヒー豆の焙煎度一覧については、田口護さん著「田口護の珈琲大全」を参考にしています。
豆の品種 | 水分量 | 適した焙煎度 |
パナマSHB | 9.8% | 中煎り |
ベトナム・アラビカ | 10.5% | 中煎り |
インディアAPA | 11.5% | 深煎り |
モカ・マタリNO.9 | 10.6% | 中深煎り |
ブルーマウンテンNO.1 | 11.3% | 中煎り |
マンデリンG1 | 11.3% | 中深煎り |
コロンビアスプレモ | 11.7% | 中深煎り |
ケニアAA | 11.7% | 深煎り |
グアテマラSHB | 10.5% | 中煎り |
初めてコーヒー豆を焙煎した場合、豆の色だけ見るとこんがり焼けて上手にできた!と思いがちですが、実際は豆の中心に熱が十分に通っておらず、均等に熱が通っていないことがほとんどです。
案の定、ミルで挽いて飲んでみると薄い麦茶のような味がします。
自分で作った料理は無条件においしく感じるといいますが、私が初めて焙煎したコーヒー豆はお世辞でも美味しいとはいえませんでした・・・
②最適な焙煎を知るには専門的知識が必要
「コーヒーは鮮度が大事」といわれていますが、さらに重要なのが「焙煎具合」です。
どんなに新鮮でも、ランクが高い品種でも、産地銘柄が有名でも、そのコーヒー豆の特徴を最大限に引き出す焙煎をしなければ美味しくできません。
プロの焙煎士は、品種ごと生豆の水分量、加熱温度、空気の湿度を計算して熱の加え方を変えながら焙煎しているので、素人には到底及ばないくらいの技術や鍛錬が必要な作業です。
また、「煎り止め」もプロの焙煎士ならではの技術です。
煎り止めとは、自分の狙ったとおりの焙煎度をピンポイントで焙煎を終えること。
焙煎途中に火を止めても、焙煎釜や豆自体に余熱が残っているため、素早く冷却しないと焙煎がどんどん進行してしまうためです。
・豆の温度
・豆の色
・香り
・音
・豆の形
・焙煎時間
・豆のツヤ(テカリ)
一部の焙煎豆に煎り具合でムラがあると、抽出するときに焦げた苦味が目立っておいしいコーヒーはできません。
絶妙な焙煎度を見つけるだけでなく、煎り止めも正確にやるなんて、素人には至難の技ですね。
初心者でも自家焙煎で失敗しない方法
コーヒー焙煎は、言葉では言い表せないほど複雑で奥深い世界。
とりあえず珈琲焙煎を体験してみたいひとにとっては自家焙煎ほど有意義な体験はありません。
とはいえ、自家焙煎したい気持ちはあっても、焙煎機は高価で専門的な知識が必要。
どうやって自家焙煎したら良いのかわからないですよね。
そんな方におすすめの焙煎方法は、コーヒー焙煎器具「いりたて名人」です。
一度に焙煎できるコーヒー豆は業務用と比べて少ないですが、コーヒー豆の焙煎体験をするには最適な焙煎グッズです。
確実に美味しく飲みたいなら自家焙煎通販サイトがおすすめ
これまでお伝えした通り、焙煎を体験したり味の変化を楽しみたい方は、体験を兼ねて自家焙煎する意味はあると思います。
確実においしいコーヒーを飲みたい人は、プロの焙煎士が焙煎したコーヒー豆を購入するのが結果的にみてコスパが良いです。
・オーダー後焙煎なので、いつでも新鮮
・メール便でなので、帰宅してポストから受け取れる
・通常価格より安い「お試しセット」がお得【送料無料】
これまで通販のコーヒー豆を敬遠してきた人も、プロが焙煎したコーヒー豆を飲めば納得するはずです。

自家焙煎についてもっと知りたい方は、オススメの本を紹介しておきますので、参考にしてみてください。
それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。
宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。
Have a nice drip!