こんにちは、「宅飲みコーヒー」を運営しているとむ(@takunomi_coffee)です。
自宅で美味しいコーヒーを飲むための役立つ情報を発信しています。
今回は、日本人のコーヒー消費量が多い理由を考えてみました。
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日常生活で、お酒や清涼飲料水など数多くの嗜好飲料が存在しますが、コーヒーもまた日本人の生活に根付いた嗜好品だと言えると思います。
そもそもなぜコーヒーがここまで日本人の生活に浸透してきたのか、日本人のコーヒー消費量が多い理由が3つを見つかったので、思いつくままに書いてみました。
日本人のコーヒー消費量が多い理由3つ
①幅広い汎用性
②老若男女に愛されている
③飲み手の自由度が高い
コーヒーの消費量が多い理由1.幅広い汎用性
日本人にとってコーヒーが身近になった理由のひとつに、幅広い汎用性にあります。
コーヒーは豆や粉、香りで様々なカタチで有効活用されています。
様々な商品とマッチングさせられている一例です▼
⑴衣料の消臭効果 x コーヒー
コーヒー豆は消臭成分が含まれているので靴箱や冬の蒸れたブーツ内の臭い対策によく使われています。
コーヒーかすでも生ゴミやトイレの臭いに効果はあるようです。
掃除機内のきつくなった臭いもコーヒーかすを吸わせるだけで臭いが取れるようです。
⑵染料 x コーヒー
よく古着屋などで焦げ茶色のシャツが売られているのをみたことがあると思いますが、古着が好きな人が白いシャツをコーヒーが入った鍋の中に入れて染めている人が増えている、というのを聞いたことがあります。
⑶デザート x コーヒー
コーヒーゼリーなんかもみんな大好きですよね。
意外と簡単に作れるので初心者でも敷居が低いのがまた消費に拍車をかけていますね。
⑷カクテル x コーヒー
アイリッシュコーヒーも日本ではすっかり有名ですね。
アイリッシュウイスキーと生クリーム、コーヒーで割ったカクテルです。
アイリッシュコーヒーというのは日本発祥ではなく、空港で働いているレストラン店主が冷え冷えとしていた乗客たちを温めようと考案したコーヒーカクテルですが、現在でもおしゃれなバーで親しまれています。
⑸美容と健康 x コーヒー
コーヒーはカフェインが多い飲料のイメージが強いと思いますが、それは誤解です。
実はコーヒーにはカフェインだけでなくポリフェノールも多く含まれており、ポリフェノールのクロロゲン酸」によって持つカラダの抗酸化作用が働くといったメリットがあるようです。
コーヒーはもはや生活に欠かせないものであり、楽しみ方には正解がありません。
だからこそここまで多くの日本人に受け入れられてきたのだと思います。
コーヒーの消費量が多い理由2.老若男女に愛されている
コーヒーから若い人から年配の人まで幅広い年齢層で愛されています。
なぜならコーヒーにはファッション要素が含まれているからです。
挽きたてのスペシャルティコーヒーを飲む人だけでなく、様々な飲み方があります。
女性や10代の中高生の間ではインスタ映えするモコモコカフェが人気です。
スターバックスのフラペチーノなんかそうですよね。
一方、ビジネスマンには忙しい朝や休憩の合間にサクッと飲める缶コーヒーが人気です。
このように、日本人のライフスタイルにうまい具合に浸透していったのがコーヒー飲料です。
その裏付けとして、2018 年に全国清涼飲料連合会が発表している清涼飲料水品目別生産量推移(1999年~2018年)によれば、コーヒーの流通市場は緑茶飲料よりも多いという結果が出ました。
炭酸飲料・ミネラルウォーターが流行の恩恵を受け1・2位となりましたがコーヒーも堂々たる3位。
1位 | 炭酸水 | コーラ・スプライト・ファンタ等 |
---|---|---|
2位 | ミネラルウォーター | volvic・美味しい天然水・クリスタルガイザー等 |
3位 | コーヒー飲料 | コーヒー入り乳飲料も含む |
4位 | 茶系飲料 | おーいお茶・生茶・十六茶等 |
5位 | その他茶系飲料 | ブレンド麦茶、その他茶系飲料 |
6位 | 果実飲料 | 果実ジュース(果汁100%)・果実入り飲料 |
7位 | スポーツ飲料 | ポカリスエット・アクエリアス等 |
8位 | その他表記以外 | トマトジュース・豆乳・ココア・しるこ等 |
9位 | 紅茶 | レモンティー・ダージリンティー等 |
全日本コーヒー協会が発表している日本国内の嗜好飲料の消費の推移によれば、緑茶飲料よりもコーヒーの方が嗜好飲料として多くの人に飲まれている統計結果が出ました。
日本といえば、お茶!
というイメージが強かったですが、そのお茶を差し置いてコーヒーが3位!
コーヒーも嗜好飲料から国民的飲料になる日が近いかも!
コーヒーの消費量が多い理由3.飲み手の自由度が高い
コーヒーは他の嗜好飲料と比べて、飲み手にも自由度が高いです。
自由度が高いとはどういうことかというと、器具さえ用意できれば飲む側が思い通りに味を変えてしまえることです。
ワインと比べてみましょう。
ワインができるまでは、下の手順で作られます。
①果実を収穫
②破砕&圧搾
③寝かせる オリ下げ&貯蔵
④瓶詰め 熟成&出荷
⑤開栓して飲む ←ここからしか楽しめない
一方、コーヒーはこうです。
①コーヒーの実を収穫
②コーヒー豆を精製、処理
③焙煎 ←ここから楽しめる
④抽出器具に合わせて挽く
⑤抽出
この自由度が探究心を駆り立てて、どんどんコーヒーの沼にハマっていく日本人が多いように思えます。
コーヒーはお湯を注いで完成という人が多かったりしますが、やろうと思えば簡単に自宅でミルで挽きたてコーヒーを飲むことが可能です。
コーヒーの良いところは、専門知識がない一般人でも気軽に始められるからです。
一方ワインは発酵飲料なので、瓶詰めに専門的な設備と技術が必要です。
ワイン品質の良し悪しははっきりしているので、専門的なワインソムリエの存在が確立されるわけです。
ワインの飲み手の範囲 | ⑤瓶を開けてから |
コーヒーの飲み手の範囲 | ③生豆から(焙煎できる) |
コーヒーはワインと比べて入門口が豊富なので、日本人の生活に必然的に嗜好飲料として浸透してきたのかもしれません。
最近では自宅で簡単に作れるロースターも一般発売されるようになりました。
生豆を入れてボタンを押すだけで、誰でも手軽に自宅焙煎できる家庭用焙煎機。
自宅でコーヒー焙煎できる時代。
コーヒーブーム第4波の予感がしますね。
ライソン ホームロースター KLRT-001B ▼
コーヒーの消費量が多い理由のまとめ
コーヒーは嗜好品なので、正解はありません。
当たり前ですがコーヒーは嗜好品なので、楽しみ方は人によって違いますよね。
煎る、挽く、抽出、飲む、どこから始めても、誰でも平等に楽しめるのがコーヒーの良いところ。
自分が美味しい!と思ったらそれが最高のコーヒーで良いと思います。

それでは今日も素敵なコーヒーライフをお過ごしください。
宅飲みコーヒーのとむ(@takunomi_coffee)でした。
Have a nice drip!